VAIOは8月29日、13.3型モバイルノートPC「VAIO S13」(個人向け)と「VAIO Pro PG」(法人向け)の新モデルの受注を開始した。VAIO S13の最小構成の想定価格(税込み)は15万9800円で、最速で9月8日に届く見込みだ。
なお、両モデルは直販サイト(VAIOストア)とソニーストア(Web/店頭:S13のみ)でカスタマイズ(CTO)構成のみ販売されることになっており、家電量販店向けの固定構成は用意されない(※1)。
(※1)CTOモデルを取り扱う家電量販店では展示/販売が行われる予定(参考リンク)
VAIO S13/VAIO Pro PGの新モデル(ブロンズ)。ブロンズは従来、個人向けモデルの専用カラーだったが、法人ユーザーから「選べないの?」という声が多く寄せられたことから、VAIO Pro PGでは初めて選べるようにしたそうだVAIO S13とVAIO Pro PGの新モデルは、「ビジネスモバイルの最適解」を目指して開発されたという。先に発売されたVAIO FシリーズやVAIO Pro BK/BMと一部のコンポーネントを共通化しつつ、モバイルノートPCとして求められる持ち運びやすさや丈夫さを確保している。
CPUは第13世代CoreプロセッサのUシリーズで、メインメモリはLPDDR4X規格(増設/換装不可)となる。選べるCPUとメモリ容量の組み合わせは、以下の通りとなる(★印はvPro対応構成で、9月下旬から受注開始予定)。
ストレージはPCI Express 3.0接続のSSDで、容量は256GB、512GB、1TB(S13のみ)から選べる。OSはWindows 11 HomeまたはWindows 11 Proで、Pro PGについてはWindows 10 Pro(64bit)のプリインストールも選べる(※2)。
(※2)Windows 11 Proのダウングレード権を行使
CPUは第13世代CoreプロセッサのUシリーズを採用している。なお、Core i5/i7構成の内蔵GPUは「Intel Iris Xe Graphics」となる(Core i3構成は「Intel UHD Graphics」)ディスプレイは1920×1200ピクセル(アスペクト比16:10)の13.3型液晶を採用している。先代のフルHD(1920×1080ピクセル、アスペクト比16:9)の13.3型液晶と比べると縦方向の情報量が増えたが、狭額縁設計によって従来モデルとおおむね同等の本体サイズを実現している。
Webカメラは約92万画素で、顔認証にも対応している。電源ボタンは指紋センサー付きだ。シーンに応じて顔認証と指紋認証を使い分けられることも強みだ。
キーボードは日本語配列のみで、かな印字付きとなる。キーボードバックライトも備えない。
本体のポート類は左側面に電源端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子とイヤフォン/マイクコンボ端子を、右側面にUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子×2、HDMI出力端子、USB Type-C端子と有線LAN端子(1000BASE-T)を備える。
USB Type-C端子は、本体の構成によって以下の通り仕様が異なる。ただし、いずれの場合もUSB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応する。
直販サイトでは、LTE(4G)/3G対応のモバイル通信機能を追加できるようになっている。個人向けのモバイル通信対応構成については、VAIOの個人向けモデルとしては初めてeSIMに対応している。ただし、本体カラーをブロンズにするとモバイル通信対応を選択できないので注意したい。
バッテリーの容量は50Whで、公称の最長駆動時間は約21.5時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0による計測値)となる。
本体のカラーは「ブラック」と「ブロンズ」の2種類を用意している。特にブロンズについては、法人向けモデルとしては初めて取りそろえるという。ボディーはMIL-STD-810H(MIL規格)に定める耐衝撃/耐環境性能を確保している。
ボディーサイズは約299.3(幅)mm×221.1(奥行き)×17.7〜19.6mm(厚さ)mmで、重量は最軽量構成で約1072gとなる。
ACアダプターは専用端子に差し込む最大65W出力のものが付属する。全ての機器の動作を保証するものではないが、USB Type-C端子にUSB PD対応の給電デバイスをつないで充電(給電)を受けることも可能となっている
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