ペンはオーソドックスな形状で消しゴムつき、専用のケースに替え芯とフェルト芯なども収められています。現状、スリムペンなどは無いようです。
そして、無線の左手デバイス「ACK05」も付属します。1ダイヤル+10ボタンで、ダイヤルは4種類の割り当て、キーも4種類の割り当てを作ってそれぞれを切り替えながら使うことができます。
海外メーカーのタブレット製品では見落とされがちな「途中で装飾キーを押し替えるキーマクロ」にもちゃんと対応していて、「Ctrl+Shift+N」→「Alt+P」→「Enter」のようなストロークも正しく再現できます。また、実行中のアプリによって割り当てを自動で切り替える機能も備えています。
ディスプレイもチェックしていきましょう。本機は16型で2560×1600ピクセルの液晶ディスプレイを採用し、タッチ機能はありません。ドット感は、13.3型フルHD(1920×1080ピクセル)の「普通のノートPC」を少し細かくしたぐらいです。個人的には16型近辺のサイズでフルHDだと荒くて不満、4Kだと過剰で扱いづらい時があるので、ちょうどいい仕様だと思います。画面をのぞき込んでも完全に滑らかな表示の方が良い人は、4Kのモデルを検討すると良いでしょう。
それよりもうれしいのは、16:10のアスペクト比です。このサイズで16:9のモデルは製作中に縦幅に余裕がないのがもどかしいことが多いですが、少し縦に伸びてくれるだけでずいぶん楽になります。
また、Adobe RGBやP3系の表示に対応した広色域ディスプレイで、非常に濃い色まで再現することができます。
そのまま使うと発色が刺激的なので、測色機でキャリブレーションするか、sRGBモードなどを適切に設定して使うのがよいでしょう。カラーシミュレーション・モードはsRGB、Adobe RGB、DCI-P3から選べます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.