ディスプレイは約15.3型(2880×1864ピクセル)で、作業領域の広さを感じる。本体が大きくなったことのメリットがシンプルに現れた格好だ。
ディスプレイ上方の中央部には、FaceTime HDカメラを備える。撮影解像度は1080p(1920×1080ピクセル)で、その名の通り「FaceTime」を含むWebカメラ対応アプリで利用可能だ。
15インチMacBook Airのキーボードは「バックライトMagic Keyboard」で、その名の通りLEDバックライトが搭載されている。バックライトは自動的にオン/オフされ、標準では輝度も自動調整で行われる。輝度を自分で調整したい場合、あるいは操作をしていない際にバックライトをオフにしたい場合は、「システム設定」から設定可能だ。
日本向けの本機は、日本語(JIS)配列キーボードが搭載される。このキーボードは、Windows PCの標準的な日本語キーボードと「Caps Lock」と「Control(Ctrl)」キーの位置が逆になっているので、場合によっては慣れるまで時間が掛かるかもしれない。キーボードの右上には、電源ボタンを兼ねる「Touch ID(指紋センサー)」を備えている。
なお、CTOモデルでは米国英語(US)配列のキーボードも選択可能だ。US配列では、Caps Lock/Controlキーの位置はWindows PC向けキーボードと同じとなる。
トラックパッドはとても大きく、ジェスチャー操作もしやすい。感圧センサーも備えているので、アプリが対応していれば「強めのクリック」を検知したり、指を使った「感圧スケッチ」も利用可能だ。
指の滑りは良好で、「トラックパッド(タッチパッド)が苦手」という人にも操作しやすいだろう。
15インチMacBook Airは、全モデルに「デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタ」が付属する。別途ケーブルを用意すれば、iPhone/iPadを含むUSB Type-C/USB PD(Power Delivery)対応のスマートフォンやタブレットを同時に充電可能だ。最大出力は1ポート利用時は35Wで、2ポート利用時は原則として半分の17.5Wずつとなる(※1)。
ACプラグは折りたたみ式なので、持ち運びやすい。「ノートPC(MacBook用)」「スマホ用」と別々に用意していたACアダプターを一本化できるのはありがたい。
(※1)片方のポートにApple WatchまたはAirPodsにつないだ場合はApple Watch/AirPods側が最大7.5W、他方が最大27.5W出力となる(参考リンク)
本体回りの紹介はこれくらいにして、ベンチマークテストを通して実力をチェックしていこう。
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