「15インチMacBook Air」を買うべき人は? ベンチマークテストも交えて解説(2/3 ページ)

» 2023年10月30日 20時00分 公開
[でこいITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

大きな画面は見やすい FaceTime HDカメラも良好な画質

 ディスプレイは約15.3型(2880×1864ピクセル)で、作業領域の広さを感じる。本体が大きくなったことのメリットがシンプルに現れた格好だ。

 ディスプレイ上方の中央部には、FaceTime HDカメラを備える。撮影解像度は1080p(1920×1080ピクセル)で、その名の通り「FaceTime」を含むWebカメラ対応アプリで利用可能だ。

ディスプレイ ディスプレイは2880×1864ピクセルの15.3型Liquid Retina(液晶)パネルを採用している。ノッチ付きのデザインは議論が分かれそうだが、macOSのメニューバーのデザインの妙もあって「メニューバー以外の画面をフルに使う」という観点に立つと、これでいいのではと思うようになった

キーボードやトラックパッドも操作しやすい

 15インチMacBook Airのキーボードは「バックライトMagic Keyboard」で、その名の通りLEDバックライトが搭載されている。バックライトは自動的にオン/オフされ、標準では輝度も自動調整で行われる。輝度を自分で調整したい場合、あるいは操作をしていない際にバックライトをオフにしたい場合は、「システム設定」から設定可能だ。

 日本向けの本機は、日本語(JIS)配列キーボードが搭載される。このキーボードは、Windows PCの標準的な日本語キーボードと「Caps Lock」と「Control(Ctrl)」キーの位置が逆になっているので、場合によっては慣れるまで時間が掛かるかもしれない。キーボードの右上には、電源ボタンを兼ねる「Touch ID(指紋センサー)」を備えている。

 なお、CTOモデルでは米国英語(US)配列のキーボードも選択可能だ。US配列では、Caps Lock/Controlキーの位置はWindows PC向けキーボードと同じとなる。

キーボード キーボードは物理的なファンクションキー付き。日本向けの量販店モデルは日本語配列キーボードを搭載しているが、CTOモデルではUS配列キーボードも選択可能だ
Touch ID キーボード右上にあるTouch IDは、電源ボタンと一体化されている。画面ロックの解除の他、App Storeでの購入認証や「パスキー(Passkey)認証」でも利用可能だ

 トラックパッドはとても大きく、ジェスチャー操作もしやすい。感圧センサーも備えているので、アプリが対応していれば「強めのクリック」を検知したり、指を使った「感圧スケッチ」も利用可能だ。

 指の滑りは良好で、「トラックパッド(タッチパッド)が苦手」という人にも操作しやすいだろう。

タッチパッド トラックパッドは大きめで操作しやすい。圧力センサーも備えているので、アプリが対応していれば押し込んだ強さに応じた操作も可能だ

デュアルポートACアダプターが付属

 15インチMacBook Airは、全モデルに「デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタ」が付属する。別途ケーブルを用意すれば、iPhone/iPadを含むUSB Type-C/USB PD(Power Delivery)対応のスマートフォンやタブレットを同時に充電可能だ。最大出力は1ポート利用時は35Wで、2ポート利用時は原則として半分の17.5Wずつとなる(※1)。

 ACプラグは折りたたみ式なので、持ち運びやすい。「ノートPC(MacBook用)」「スマホ用」と別々に用意していたACアダプターを一本化できるのはありがたい。

(※1)片方のポートにApple WatchまたはAirPodsにつないだ場合はApple Watch/AirPods側が最大7.5W、他方が最大27.5W出力となる(参考リンク

本体付属の電源 15インチMacBook AirにはデュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタと、本体カラーと同色の「USB-C - MagSafe 3ケーブル」が付属する

 本体回りの紹介はこれくらいにして、ベンチマークテストを通して実力をチェックしていこう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月13日 更新
最新トピックスPR

過去記事カレンダー