実際に使えるようになるまでの手順をざっと紹介する。なお、作業を開始する時点で、SwitchBotアプリ上でSwitchBot ハブ2自体の設定が既に完了しており、さらにエアコンなど任意の赤外線リモコン対応家電が同製品上に登録されているものとする。
まずは、SwitchBot ハブ2本体のオンボタンとオフボタンを同時に15秒以上長押しし、セットアップモードへと切り替える。LEDが高速点滅を始めるので、iPhoneのホームアプリを開き「アクセサリを追加」を選択する。本製品が検出されたら、アプリ内で取得されたMatterのデバイスコードを入力した後、設置場所や名前などを設定していく。
完了すれば、一旦ホームアプリを閉じてSwitchBotアプリに戻り、サブデバイスの追加を実行する。ホームアプリ側で正しく設定が行われていれば、赤外線リモコン対応家電が、サブデバイスとして表示されている。
ここでそれらの追加を実行することで、そのデバイスがホームアプリのホーム画面にも表示されるようになる。このように、SwitchBotアプリとiPhoneのホームアプリを、行ったり来たりしての設定となる。
以上が操作可能になるまでの手順なのだが、筆者の場合、設定コードを入力した次の画面でホームアプリがどうやっても本製品を検出してくれず、一旦は登録をギブアップした。ところが、別のiPhoneから同じ手順でセットアップを実行したところ、すんなりと認識され、以降の登録作業を行うことができた。
認識できなかった原因は今なお不明だが、AppleのホームアプリはiCloud経由で別端末でも登録内容が同期されるため、何らかの設定が邪魔をしていたとみられる最初のiPhoneではなく、別のiPhoneを使って試せたのは幸いだった。ホームアプリの設定で行き詰まった場合、別端末が手元にあればそちらで試してみるというのは、解決策として有用かもしれない。
ところで、上記の設定を完了した後に新たに赤外線リモコン対応家電を追加した場合は、きちんと認識してくれるだろうか。試してみたところ、SwitchBotアプリ上のMatter設定における「サブデバイス」から追加を実行すれば、すぐにiPhoneのホームアプリ上に表示されることが分かった。自動追加されるのが理想的だが、上記のセットアップを経ていれば、手順としてはおおむね見当がつくので、そう問題はないだろう。
続いて、試して気になったところに触れる。
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