アップデートで赤外線リモコン対応家電もMatter経由で利用可能に! スマートリモコン「SwitchBot ハブ2」を試したもう待ったなし! Matterで広がる快適ライフ(2/4 ページ)

» 2023年11月20日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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SwitchBotアプリとiPhoneのホームアプリを行き来しながら登録

 実際に使えるようになるまでの手順をざっと紹介する。なお、作業を開始する時点で、SwitchBotアプリ上でSwitchBot ハブ2自体の設定が既に完了しており、さらにエアコンなど任意の赤外線リモコン対応家電が同製品上に登録されているものとする。

 まずは、SwitchBot ハブ2本体のオンボタンとオフボタンを同時に15秒以上長押しし、セットアップモードへと切り替える。LEDが高速点滅を始めるので、iPhoneのホームアプリを開き「アクセサリを追加」を選択する。本製品が検出されたら、アプリ内で取得されたMatterのデバイスコードを入力した後、設置場所や名前などを設定していく。

 完了すれば、一旦ホームアプリを閉じてSwitchBotアプリに戻り、サブデバイスの追加を実行する。ホームアプリ側で正しく設定が行われていれば、赤外線リモコン対応家電が、サブデバイスとして表示されている。

 ここでそれらの追加を実行することで、そのデバイスがホームアプリのホーム画面にも表示されるようになる。このように、SwitchBotアプリとiPhoneのホームアプリを、行ったり来たりしての設定となる。

スマートリモコン SwitchBotハブ2 スマートホーム 赤外線 Matter アップデート 本体下部にあるオンボタンとオフボタンを同時に15秒以上長押しし、セットアップモードに切り替える
スマートリモコン SwitchBotハブ2 スマートホーム 赤外線 Matter アップデート 続いてホームアプリを開いて右上の「+」マークから「アクセサリを追加」を選択する(左)。カメラを使ってコードを読み取る画面が表示されるが無視して「その他のオプション」をタップしよう(中央)。検出された「Hub 2」をタップする(右)
スマートリモコン SwitchBotハブ2 スマートホーム 赤外線 Matter アップデート Hub 2の設定コードを入力して「続ける」をタップ(左)。アクセサリに接続される。うまく接続できずエラーが出ることもある(中央)。検出されると設置場所を尋ねてくるので選択する(右)
スマートリモコン SwitchBotハブ2 スマートホーム 赤外線 Matter アップデート デバイスの名称を確認し、必要に応じて書き替えた後に「続ける」をタップする(左)。デバイスが追加された。「続ける」をタップしよう(中央)。引き続き表示されるSwitchBot ハブ2内蔵の温度センサー、および湿度センサーのセットアップを行えば完了だ(右)
スマートリモコン SwitchBotハブ2 スマートホーム 赤外線 Matter アップデート 追加が完了しても本製品自身はホームアプリに表示されない。一方で温度センサーと湿度センサーはホームアプリ画面左上の「気象」から呼び出せる(左)。「ホームハブとブリッジ」を開くと、ブリッジとしてHub 2が登録されているのが分かる(中央)。ブリッジの詳細。アクセサリが「2」とあるのは温度センサーと湿度センサーだ(右)
スマートリモコン SwitchBotハブ2 スマートホーム 赤外線 Matter アップデート 赤外線リモコン対応家電をホームアプリに追加するには、Switchbotアプリに戻り、Matter設定を開いて「サブデバイス」の「追加へ」をタップする(左)。エアコンが未追加として表示されているので「+」マークをタップして追加すれば追加完了だ(中央)。これでエアコンがホームアプリに表示されるようになる(右)
スマートリモコン SwitchBotハブ2 スマートホーム 赤外線 Matter アップデート ホームアプリに戻ると、中央やや下に「Matter Accessory 4」というボタンが表示されている。これがエアコンを指している(左)。長押しすると設定画面が呼び出せる(中央)。設定画面では、識別しやすい名前に変更しておこう(右)
スマートリモコン SwitchBotハブ2 スマートホーム 赤外線 Matter アップデート タップするとエアコンのリモコン画面が表示される(左)。温度を示すサークルをタップすると、冷房または暖房の運転が始まる(中央)。下段中央では冷房暖房を切り替えられるが、使い勝手はいまひとつだ(右)

 以上が操作可能になるまでの手順なのだが、筆者の場合、設定コードを入力した次の画面でホームアプリがどうやっても本製品を検出してくれず、一旦は登録をギブアップした。ところが、別のiPhoneから同じ手順でセットアップを実行したところ、すんなりと認識され、以降の登録作業を行うことができた。

 認識できなかった原因は今なお不明だが、AppleのホームアプリはiCloud経由で別端末でも登録内容が同期されるため、何らかの設定が邪魔をしていたとみられる最初のiPhoneではなく、別のiPhoneを使って試せたのは幸いだった。ホームアプリの設定で行き詰まった場合、別端末が手元にあればそちらで試してみるというのは、解決策として有用かもしれない。

 ところで、上記の設定を完了した後に新たに赤外線リモコン対応家電を追加した場合は、きちんと認識してくれるだろうか。試してみたところ、SwitchBotアプリ上のMatter設定における「サブデバイス」から追加を実行すれば、すぐにiPhoneのホームアプリ上に表示されることが分かった。自動追加されるのが理想的だが、上記のセットアップを経ていれば、手順としてはおおむね見当がつくので、そう問題はないだろう。

スマートリモコン SwitchBotハブ2 スマートホーム 赤外線 Matter アップデート 既に登録されているエアコンとは別に、SwitchBotアプリで新しくエアコンを追加して「保存」を実行する(左)。SwitchBotアプリの「サブデバイス」を見ると「エアコン2」が未追加のまま表示されているので、「追加」へと移動させる(中央)。ホームアプリを開くと追加したばかりの「エアコン2」が表示されている(右)

 続いて、試して気になったところに触れる。

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