うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、11月19日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
米Microsoftは11月20日(現地時間)、Windows 10 22H2 Build 19045.3757(KB5032278)をWindows Insiderのリリースプレビューチャネル向けとして提供を開始した。本ビルドによって、Windows 11向けに提供が開始されているCopilot in WindowsがWindows 10でも使えるようになる。
Copilotが利用できるのは、Windows 22H2 HomeおよびProだ。組織で管理されているデバイスや、Enterprise、Education Editionではまだ利用できない。なお、対象のデバイスであっても、順次展開されているため、利用可能になるまで時間がかかる場合があるとしている。
Copilotが利用可能になると、タスクバーの右側に「Copilot in Windows」のボタンが表示される。これをクリックすると、画面右側にCopilotのサイドバーが表示される。
既知の問題点として、タスクバーを画面の右側または左側に配置している場合、Copilotを利用できない。また、Copilotで「更新」ボタンをクリックすると、動作が不安定になり、CopilotやEdgeブラウザがクラッシュする可能性があるとしている。この他、Copilotはマルチモニターをサポートしておらず、アイコンはプライマリモニターにのみ表示されるとのことだ。
英Stability AIは11月21日(現地時間)、テキストから動画を生成できる動画生成AI「Stable Video Diffusion」を研究プレビュー版としてGitHubで公開した。
Stable Video Diffusionは、画像生成AI「Stable Diffusion」に基づく最初の基盤モデルで、プロンプトを入力することで静止画だけではなく動画やアニメーションを作成できるというもの。現在公開されている研究プレビュー版では、14フレームおよび25フレームを生成できる2種類の画像から動画を生成するモデルとしてリリースされており、毎秒3〜30フレームのカスタマイズ可能なフレームレートで生成できる。単一画像からのマルチビュー合成など、さまざまなタスクに簡単に適応できるとしている。
また、今のところはローカルで環境を構築して試す必要があるが、Web上での試用やテキストからの動画生成を可能にするツールへのアクセスのためには、待機リストへの登録が必要だ。
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