Ryzen 7 7840Uの快適さを気軽に持ち運べる! 600g切りのポータブルPC「ONEXFLY」を試す(2/4 ページ)

» 2023年12月25日 14時00分 公開
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利便性も意識したインタフェース類

 インターフェース類は、本体上部にUSB4端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子と3.5mmイヤフォン/マイクコンボ端子を、下部にUSB4端子とmicroSDメモリーカードスロットを備える。本体上下のUSB4端子は機能面で同一で、USB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応している。

 USBポートは合わせて3基ある。ポータブルゲーミングPCでは省かれがちなUSB Standard-A端子を備えていることは、利便性を配慮した結果だろう。初期セットアップやさまざまなアカウントへのログイン、データ移行などでキーボードやマウス、USBメモリなどを使いたいことは多いが、これらのデバイスはUSB Standard-A接続のものが多い。それだけに、本機のUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子はとてもありがたい。

 冷却システムは、背面にある大きめのファン1基から吸気し、その風を本体上部のフィンから排気するという設計だ。3本の純銅製ヒートパイプを搭載していることもあり、シングルファンでもしっかりと冷却できている。

 ACアダプターはUSB PD対応で最大65W出力のものが付属する。ケーブル一体型ではなくプラグも折り畳めるので、持ち運びにも便利だ。

本体上部 本体上部にはRB/LBボタン、RT/LTボタン、M1/M2ボタン、USB4端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-Aポート、3.5mmイヤフォン/マイクコンボ端子を備える
本体下部 下部にUSB4端子、microSDカードスロットを備える
付属品 本体と付属品
ACアダプター ACアダプターは内部にGaN(窒素ガリウム)を封入することでコンパクト化を図っている。ACプラグを折りたためるので、持ち運ぶ際にかさばらないのも魅力だ

専用ランチャーが結構便利!

 ONEXFLYでは、OSの初期設定を終えると専用ランチャーアプリ「OneXConsole(Game Center)」がインストールされる。OneXConsoleは起動するとタスクバーに常駐するようになっており、本体のターボボタンを押すことで呼び出せる。

 OneXConsoleでは、APUのTDP(熱設計電力)の変更やファン回転数モードの切り替え、バイブレーション設定、画面輝度/音量設定、RGBイルミネーションの設定などが行える。RGBイルミネーションの設定は、豊富なプリセットから色や光り方を選ぶことも可能だ。

TURBOボタン ターボボタンを押すと……
OneXConsole 画面右側にOneXConsoleが表示される
実際の画面 OneXConsoleの設定画面
RGBライティング RGBライティングのプリセットは豊富だ

 ターボボタンを長押しすると、「ゲームライブラリ」と「プログラミングハンドル」の画面が表示される。

 ゲームライブラリは、その名の通りインストール済みのゲームを一覧表示してくれる機能だ。タイトルは、ストレージのスキャンで追加できる。

 プログラミングハンドルでは、ゲームコントローラーのキーバインドの変更やマクロ設定などを行える。

ゲームライブラリ ゲームライブラリは、インストール済みのゲームのランチャーとして利用できる
プログラミングハンドル プログラミングハンドルではゲームコントローラーの機能カスタマイズを行える

 ここからは、ONEXFLYの実力をベンチマークテストを通してチェックする。

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