インターフェース類は、本体上部にUSB4端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子と3.5mmイヤフォン/マイクコンボ端子を、下部にUSB4端子とmicroSDメモリーカードスロットを備える。本体上下のUSB4端子は機能面で同一で、USB PD(Power Delivery)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力に対応している。
USBポートは合わせて3基ある。ポータブルゲーミングPCでは省かれがちなUSB Standard-A端子を備えていることは、利便性を配慮した結果だろう。初期セットアップやさまざまなアカウントへのログイン、データ移行などでキーボードやマウス、USBメモリなどを使いたいことは多いが、これらのデバイスはUSB Standard-A接続のものが多い。それだけに、本機のUSB 3.2 Gen 1 Standard-A端子はとてもありがたい。
冷却システムは、背面にある大きめのファン1基から吸気し、その風を本体上部のフィンから排気するという設計だ。3本の純銅製ヒートパイプを搭載していることもあり、シングルファンでもしっかりと冷却できている。
ACアダプターはUSB PD対応で最大65W出力のものが付属する。ケーブル一体型ではなくプラグも折り畳めるので、持ち運びにも便利だ。
ONEXFLYでは、OSの初期設定を終えると専用ランチャーアプリ「OneXConsole(Game Center)」がインストールされる。OneXConsoleは起動するとタスクバーに常駐するようになっており、本体のターボボタンを押すことで呼び出せる。
OneXConsoleでは、APUのTDP(熱設計電力)の変更やファン回転数モードの切り替え、バイブレーション設定、画面輝度/音量設定、RGBイルミネーションの設定などが行える。RGBイルミネーションの設定は、豊富なプリセットから色や光り方を選ぶことも可能だ。
ターボボタンを長押しすると、「ゲームライブラリ」と「プログラミングハンドル」の画面が表示される。
ゲームライブラリは、その名の通りインストール済みのゲームを一覧表示してくれる機能だ。タイトルは、ストレージのスキャンで追加できる。
プログラミングハンドルでは、ゲームコントローラーのキーバインドの変更やマクロ設定などを行える。
ここからは、ONEXFLYの実力をベンチマークテストを通してチェックする。
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