Core Uプロセッサ(シリーズ1)は、Core Ultraプロセッサの下位モデルとなる新生「Coreプロセッサ」の初代製品の「Uシリーズ(超低消費電力)」という位置付けだ。
実態としては、モバイル向けの第13世代CoreプロセッサのUシリーズをリフレッシュした製品で(開発コード名:Raptor Lake Refresh)、基本仕様は第13世代CoreプロセッサのUシリーズと大きく変わらない。PBPは15W、MTPは55Wに設定されている。
内部設計にも大きな変更はないが、追加要素として外付けモジュールを用意することでWi-Fi 7とBluetooth 5.4に対応できるようになっている。GPUについては、Xe-LPアーキテクチャで変わりないが、名称がシンプルに「Intel Graphics」と改められている。
Core Uプロセッサ(シリーズ1)のラインアップは以下の通りだ。
次のページでは、デスクトップ向けCoreプロセッサ(第14世代)の追加ラインアップを紹介する。
デスクトップ向けCoreプロセッサ(第14世代)は、2023年10月に先行発表されたアンロック対応品以外のモデルが追加投入される。
アンロック対応の有無以外の基本仕様は変わりないが、リテール版(パッケージ入りの単品販売分)には冷却用のCPUファンが付属する。また、Core i7ではEコアやキャッシュを増量してパフォーマンスの底上げを施している。
デスクトップ向けCoreプロセッサ(第14世代)のラインアップは以下の通りだ。なお、★印が付いているモデルは、型番末尾に「F」が付く“内蔵GPUなし”の構成も用意されている(GPU非搭載以外の仕様は同一)。また、◎の付いているモデルは「vProプラットフォーム」に対応する(GPU非搭載モデルを除く)。
【通常モデル】
【低消費電力モデル】
型番末尾に「T」の付くモデルは、低消費電力モデルとなる。PBPは35Wでそろえられているが、MTPはモデルによって異なる。GPU非搭載の構成は用意されていない。
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