Intelは1月3日(米国太平洋時間)、第13世代Coreプロセッサの追加ラインアップを発表した。モバイル(ノートPC)向けの製品が新たに登場する他、デスクトップ向けの製品が多数追加される。搭載製品は今後順次登場する予定だ。
【更新:1月4日11時】Intel提供の資料に更新があったため、一部画像を差し替えました
第13世代Coreプロセッサは「Raptor Lake(ラプターレイク)」という開発コード名で開発が進められてきた新型CPUで、第12世代Coreプロセッサ(開発コード名:Alder Lake)を改良したものとなる。主な改良ポイントは以下の通りだ。
今回登場するモバイル向けプロセッサを搭載するノートPCのうち、一部のモデルには外部VPU(Vision Processing Unit:AIアクセラレーター)として「Movidius VPU for Laptops」が搭載される。
このVPUを搭載するマシンでは、Webカメラにおける高品質な「背景のブレ」「視線」「フレーミング」の補正など、AI(人工知能)を使った処理の一部をCPU/GPUを介さずに行える。VPUはWindowsの設定画面から有効/無効を切り替えることが可能だ。
なお、VPUは第13世代Coreプロセッサのさらに次世代となる「Meteor Lake(メテオレイク:開発コード名)」では内蔵される予定となっている。ある意味で「未来を先取り」した新機能ともいえる。
ノートPC向けの認定プログラム「Intel Evoプラットフォーム」も一部が改訂される。第13世代Coreプロセッサでは、第12世代での認定要件に加えて「Intel Unison」のサポートが必須となる。
他のEvoプラットフォーム認定要件は第12世代とおおむね同様だが、先述のMovidius VPU for Laptopsがオプション要件になっていることなど、一部に変更が見られる。地味に重要なのは、Intel Arc Graphicsだけでなくサードパーティー製の独立GPUを搭載しても認定を取れるようになった点である
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