「確定申告書等作成コーナー」で不具合 Chromeでボタンを押せず/OpenAIが組織や企業向けの新有料プラン「ChatGPT Team」を提供開始週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)

» 2024年01月21日 06時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、1月14日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

「確定申告書等作成コーナー」で不具合 Chromeでボタンを押せず

 国税庁は1月17日、Chromeブラウザを利用している一部のユーザーが、確定申告書作成コーナーで「次へ進む」ボタンなどをクリックしてもボタンが反応せず、次の画面に進めない事象を把握していると発表した。

photo 確定申告書作成コーナーで先に進めない不具合。原因はマカフィーウェブアドバイザーのようだ

 この事象は「住所・氏名等入力」画面、または「マイナンバーカードの入力」画面において発生するという。その後、Chromeブラウザの拡張機能「マカフィーウェブアドバイザー」を最新バージョンに更新することで事象が解消されるのを確認したとしている。

 マカフィーウェブアドバイザーは、Chromeブラウザを再起動することで自動的に最新版に更新される。もし同様の事象に遭遇した場合は、マカフィーウェブアドバイザーを利用していないか、利用している場合はバージョンが最新版になっているかを確認してほしい。

Seagateが30TB超えのHDDを実現する新プラットフォーム「Mozaic 3+」を発表

 米Seagateは1月17日(現地時間)、30TBを超える超大容量HDDの生産量を増加させる新プラットフォーム「Mozaic 3+」を発表した。今四半期に主力製品であるExos製品ファミリーに採用し、30TB以上の製品をハイパースケールクラウドの顧客向けに出荷する。

photo Seagateが30TB超えのHDDを実現するMozaic 3+を発表した

 Mozaic 3+は、独自の熱支援磁気記録(HAMR)技術により、1プラッタあたり3TB以上の面密度を実現する。今後、数年で1プラッタあたり4TB以上および5TB以上を達成できるという。

 面密度の向上に伴い、ナノスケールのより小さなメディア粒子サイズが必要になる。ただし、粒子が小さくなるほど不安定になり、従来の合金では効果的で信頼性の高い保管に必要な磁気安定性が十分に提供できないという。

 そこでMozaic 3+では、メディア合金に鉄とプラチナの超格子構造を採用することでディスクメディアの保磁力が大幅に向上したという。また、メディアは不安定性を防ぐため、磁気的に「より硬く」作られている。よって独自のHAMR実装を採用した。ナノフォトニックレーザーにより、メディアの表面に極小のヒートスポットを生成し、データを確実に書き込むとしている。

 この他、世界最小かつ最高感度の磁場読み取りセンサーの搭載や、以前のソリューションと比較して最大3倍のパフォーマンスを実現するという12nmの統合コントローラーを採用している。

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