Copilot in Windowsで使えるテキスト以外の入力方法3選極める!Copilot in Windows(1/2 ページ)

» 2024年02月07日 16時30分 公開
[井上晃ITmedia]

 Microsoftは、生成AIを活用したアシスタント機能「Copilot」を展開している。特に、Windows 11のOS標準機能として使えるCopilotを「Copilot in Windows」と呼ぶ。このCopilot in Windowsでは、ChatGPTのように入力したテキストに対して出力を返してくれる──というのが基本の使い方となるが、テキスト入力以外の使い方もいくつかのバリエーションがある。

 本稿では、「音声」「画像」「手書き」の3点をピックアップして、Copilot in Windowsのより柔軟な活用方法を紹介したい。

photo

(1)音声入力を使ってラクをする

 せっかく生成AIを使って作業を効率化しようと思っていても、指示をテキスト入力するのに手間を感じていては本末転倒だ。そこでまずは音声入力を使った指示の入力方法を紹介したい。

 具体的には、タスクバーのアイコンクリックまたは「Windows」+「C」キーを押下して、Copilot in Windowsのサイドバーを表示させる。そして、テキストボックスの右端にあるマイクアイコンをクリックして、指示をマイクに向かって口頭で話そう。これで話した内容がそのままプロンプトとして送信され、回答が出力される。

photo Copilot in Windowsを起動し、マイクのアイコンをクリックする
photo 音声入力機能が起動するので、指示を口頭で入力しよう
photo 話すのをやめると、そのまま指示が送信され、Copilotが指示に対する回答を出力してくれる

(2)画像を入力して内容を尋ねる

 続いて、画像を入力して内容を尋ねるという使い方を解説しよう。Copilot in Windowのサイドバーには、テキストボックスの左下に画像のアイコンがある。ここをクリックしてから、アップロードしたい画像を選択できる。

 この手順が面倒である場合には、テキストボックスに対して画像データをそのままドラッグ&ドロップしても同様の操作が行える。

 画像が添付された状態で、さらにテキストを書き込める。例えば、野鳥の画像を添付してから「この鳥は何だと思う?」といった質問を書き込めば、Copilotが可能性の高い鳥の種類を提案してくれるといった流れだ。

photo 今回は画像をドラッグアンドドロップ
photo テキストを添えて送信
photo 回答が出力される

 画像のアイコンの横には、スクリーンショットのアイコンもある。こちらを選択すると、画面に表示されている画像などを使って、同様の手順で素早い解析ができるので覚えておこう。

 例えば、英語の記事の見だしなどを画面範囲で指定し、「日本語に訳して」と指示すると、端的に解説してくれる。一方で、日本語の画像から英語への変換は、それっぽい文章とともに出力されるが、内容は全然デタラメであり、画像内の日本語を正しく認識できていないようだった。

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