“40年前の名機”をオマージュした「AYANEO Retro Mini PC AM01」をセットアップした(3/5 ページ)

» 2024年02月21日 12時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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拡張性もバツグン

 開封を終えたところで、PC本体に注目していこう。

 AM01のサイズは、実測値で132(幅)×132(奥行き)×64.5(高さ)mm、重量は503gだ(公称値は約486g)。文字通り片手で持てるサイズなので、ディスプレイを常設しているオフィスやコワーキングスペースなどでは使い勝手が良いだろう。

重量 本体の重量は実測で約503gあった

 ボディー側面はどちらも排気口だ。スペースが十分にあるので、熱がこもることはなさそうである。

AM01の側面 AM01の左側面
AM01の側面 こちらは右側面

 前面には、USB 3.2 Gen 1 USB Type-C端子と3.5mmオーディオ端子がそれぞれ1つずつ配置されている。

AM01の前面 AM01の前面。USB Type-C端子と3.5mmオーディオ端子が並ぶ

 背面には、左からギガビット対応の有線LANポート、USB 3.2 Gen 2 USB Standard-A端子×3、USB 2.0 USB Standard-A端子×1、HDMI 2.0出力端子、DisplayPort 1.4出力端子、電源端子が並ぶ。

AM01の背面 AM01の背面には端子類がぎっしりあり、拡張性は高い

 なお、前面に搭載しているUSB Type-C端子には映像出力(DisplayPort Alternate Mode)機能がない。そのため、外部ディスプレイとの接続にはHDMI端子またはDisplayPort端子のいずれかを使う必要がある。モバイルディスプレイでは電力をUSBケーブル経由で供給しなければならないので、AM01にあるUSB端子のいずれかを利用する形だ。

 底面には、広い吸気口とゴム足部分には内部にアクセスするためのネジがある。

底面 底面のかなりの部分を吸気口が占めている

 そして、天面部分にあるブラウン管のように見える黒い部分は何も機能せず、その下にあるフロッピーディスクの挿入口のような溝が懐かしさを感じさせる。Macintosh Classicの、フロッピーディスクを取り出すために、広めに開けてあった穴のあった箇所には、電源ボタンが配置されている。こちらはシーソー方式と見せかけておいて、押し込むだけのタイプだ。

天板 こちらは前面ではなく天面になる
電源ボタン 電源ボタンはオン側に押し込んであるシーソースイッチのように見えるが、押し込み式だ

 内部にも目を向けよう。CPUはAMD Ryzen 7 5700U(8コア16スレッド)、GPUはAMD Radeon Graphics、メモリは16GB(DDR4−3200)、ストレージは512GB(M.2 2280/PCIe Gen 3.0 x4対応)だ。

 ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6とBluetooth 5.2に対応している。有線LANポートは1000Mbps接続で、リモート ウェイクアップ機能(Wake On LAN)に対応する。また、AMD Ryzen 3 3200U(2コア4スレッド)、Wi-Fi 5となる下位モデルも用意される。

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