NUC MINI IT13への期待が高まる所だが、ここからはゲームがどれだけ“実用的”に遊べるのか、テストしてみよう。
最初からゲーム目的でPCを購入するのであれば、デスクトップでもノートでも、ゲーミングPCを選ぶべきだろう。しかし、ゲーミングが最優先でない場合、普段使いのPCがそこそこ強いパフォーマンスを備えていれば、ゲーミングに特化した装備がなくても何とかなる可能性もある。
本機のCPUは、モバイル向けとしてはそこそこに強い。唯一、懸念材料があるとするならば外部GPUを備えていないことだが、CPU内蔵のIris Xe Graphics、しかもEUが96基ある構成ならゲームタイトルによっては意外と遊べる。
ということで、今回は「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(以下AC6)」「パルワールド」「Apex Legends」、そして重量級の「Cyberpunk 2077」の4本を本機で遊び、2分間の平均フレームレートを計測してみた。
今回は解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)とし、フルスクリーンで「軽量」品質で遊んでみる。ゲーム自身に計測機能があるCyberpunk 2077を除き、フレームレートは「CapFrameX」で計測している。結果は以下の通りだ。
ゲーミングの“玄人”目線からすると、いずれのタイトルも快適には見えないかもしれない。しかし、タイトル次第ではあるものの平均フレームレートが30fps(一般的なTV番組に相当)を超えれば問題なくプレイできることが多い。
そういう観点に立つと、AC6やApex Legendsは結構しっかりと遊べる。高画質や高フレームレートにこだわりがないなら、何とか“イケる”レベルだ。
それに対して、平均30fpsを切るパルワールドやCyberpunk 2077は軽量品質でもプレイは厳しい。フレームレートの履歴を取ると、プレイ中のフレームレートが1桁か10台前半になることもあるので、これはさすがに厳しい。素早いキー入力を求められるシーンでは思うように操作ができない。
もしも本機で「重たい」とされるゲームをプレイしたい場合は、USB4端子に「GPD G1」のような外付けGPUボックスを取り付けるといいのかもしれない。
では、クリエイター向けアプリは快適に使えるのだろうか。続けてチェックしていこう。
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