続いて、本機のインタフェースを見ていこう。
インタフェースはUSB 3.2 Gen 2 Standard-A端子が3基、USB 2.0 Type-A端子が1基、USB4端子が1基、USB 3.2 Gen 2 Type-C端子が1基、SDメモリーカードリーダー、3.5mmのヘッドフォン端子と、HDMI 2.0出力端子が2基、2.5GbE対応の有線LAN端子と豊富だ。2基のHDMIとUSB4(USB Type-C)を利用して最大4画面出力(4K対応)も行える。なお、1画面なら8K出力にも対応している。
電源は専用のACアダプターを使用する。120W出力だが、本体の半分のサイズとコンパクトだ。電源プラグはアース付きの3ピンタイプとなっているので気をつけよう。
ここからは、ベンチマークテストでパフォーマンスをチェックしよう。
まずCINEBENCH R23の結果は、マルチコアで「1万4048pts」、シングルコアで「1802pts」だった。ほぼ期待値通りで、発熱による性能低下は起きていないようだ。
PCの総合的な性能を計測するPCMark 10のスコアは「7276」だった。日常的なPC作業のEssentialは「11453」、オフィス作業のProductivityは「9297」、写真や動画などのデジタルコンテンツ編集のDigital Content Creationは「9817」と、それぞれ高いスコアを記録している。
本機はRyzen 9 7940HSを搭載しており、GPUとしてRadeon 780M Graphicsを利用できるのが強みだ。このグラフィックス性能が、RyzenがポータブルゲーミングPCで採用が多い理由でもある。
Digital Content Creationの詳細をみると、Video Editing Scoreが「6852」と若干低くなっているものの、Photo Editing ScoreとRendering and Visualization Scoreはどちらも1万を超えている。動画編集は少し苦手なものの、写真編集などは問題なくこなせそうだ。
続いて、GPU性能やゲームでのパフォーマンスをチェックする。
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