以上のように、基本性能の高さに加えて、メニューの操作性について改良が施されており、使い勝手はすこぶるよい。こうした操作性の部分は、製品を販売する上でアピールポイントになりにくいため、開発段階では優先順位が下げられがちだが、そこを徹底して追求してきているところにメーカーの本気が感じられる。総じて評価は非常に高い。
実売価格は税込みで7万円前後と値段は張るが、実機を試した限り価格に見合うだけの価値は十分にある。3年保証も付属しており、良いものを長く使いたいというユーザーにとってはいち押しの製品と言っていいだろう。
唯一不思議に感じられるのが、本製品経由でPCなどのデバイスを充電する、いわゆるパススルー充電に対応しないことだ。これは従来のZenScreen Ink MB14AHDも同様で、USB Type-Cが2ポートありながら、非常にもったいない印象を受ける。
もしかすると、付属のUSB Power Delivery充電器が30Wまでしか対応しないためかと考え、高出力の充電器に交換してみたが、やはりPCへの給電は行われなかった。これらに対応することがあれば、製品の価値はさらに上がるだろう。
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