法人向けPC「ドスパラプラス」を展開するサードウェーブは、企業のメタバース活用を支援する「第2回 メタバース活用 EXPO 春」エリアに出展した。法人向けPC「raytrek」(レイトレック)シリーズのワークステーション、ミドルタワー、コンパクト、ノートの全5機種を展示している。
raytrekは、高速CPUと高性能グラフィックボードを搭載し、レンダリング処理などで高いパフォーマンスを発揮する。展示機のうち2機ではデモ体験も可能だ。「CINEMA 4D」で制作したファイルをレンダリングソフト「OctaneRender」でリアルタイムレンダリングする様子を確認できた。
「1秒24フレーム素材のレンダリングに1分かかるのか、30秒かかるのかは、長尺になればなるほど時間の差が開いていく。待っている時間ほど非生産的な時間はない。高速処理できるPCを用意していただければそれだけ生産性が上がる。ドスパラプラスのraytrekは、選択肢が豊富な上、ポートなどを必要に応じて増設するといったカスタマイズも可能なので、企業のニーズにマッチするPCを導入できる」(担当者)
今回の展示では、「エッジコンピューティング」「AI PC」などが目立ったが、デル・テクノロジーズもCopilotを活用するためのCore Ultra搭載PC「Latitude 5450」などを展示していた。
法人向けLatitudeシリーズでは「Dell Optimizer」という管理ソフトを使える。これにはサードプレースなどで作業中に背後からの視線をシャットアウトする「盗み見検出」や、エンドユーザーのPC利用時間などを学習して電源管理を最適化する「電源」などさまざまな機能がある。
中でも、「コラボレーションタッチパッド」はハイブリッドワークが当たり前になった今の時代に非常に便利な機能だ。タッチパッドの上部を右にスワイプすると内蔵カメラのオン/オフ、画面共有、チャット、マイクのミュート/ミュート解除ボタンが表示され、マウスでミュートボタンを探すことなく(たとえマウスカーソル自体が行方不明になったとしても)ワンタッチでミュートにしたり解除したりすることができる。相手の時間をムダにしない“思いやり設計”だと感じた。
同社の法人向けPCの裏には、7桁からなるサービスタグが記載されている。エンドユーザーはその7桁をサポートサイトに入力するだけで、必要なアップデート情報を知って、必要なファイルをダウンロード可能だ。OSや搭載メモリ、ストレージの型番、ドライバーなどをエンドユーザー側で調べる必要がなく、ITリテラシーが低い社員でも自力で解決できる。IT管理者にとって管理コストやコミュニケーションコストを削減できるだろう。
VAIOブースでは、軽量で社員に負担なく持ち運んでもらえるようなビジネスノートPCの実機を展示していた。
その他、客先で広げる際にもふさわしい美しさを長く保てる素材を使っていること、軽くて強度の高いカーボンファイバーを使っていること、胸の高さから落としたとしても問題ない高い堅牢性のあることなどで訴求していた。
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