AMDがは5月1日、創立してから55周年を迎えた。これを記念して同社の最高技術責任者 兼 テクノロジー&エンジニアリング担当副社長 執行役員であるマーク・ペーパーマスター氏がこれまでの歩みについてAMDのブログに寄稿した。
半導体の世界売上高は2019年の412億3000万ドルから増加したが、2022年には574億1000万ドルに、2030年までには1兆ドルに成長すると推定されている。この拡大に合わせて、同社は世界で最も先進的なチップ、ソフトウェア、エンタープライズAIソリューションを提供するために、最も優秀な頭脳を持つエンジニアリング人材プールを大幅に拡大したとのこと。グローバルチームは、過去5年間で2倍以上に成長し、1万5000人以上の新入社員を迎えたという。
またペーパーマスター氏は「ローカルAIの増加に伴い、クライアントやエンドデバイスにAIエンジンを組み込むことに対する需要が高まっています。当社は、1年以上前にx86プロセッサに専用のニューラル プロセッシング ユニット(NPU)を統合し、AIをPCに導入した最初の企業です。これらの専用AIエンジンは、ローカルAIアプリケーションを効率的に処理し、超薄型ラップトップなどの一般的なデバイスでより優れたパフォーマンスとバッテリー寿命を提供します。2024年の6月には、COMPUTEXでエキサイティングな発表があります」と述べた。
「テクノロジーの未来は、真のイノベーションを推進するオープンなエコシステムと深い業界パートナーシップから生まれます。当社は、コンピューティングエンジンの幅広いポートフォリオ、多様な市場のお客様との深い関係、オープンなソフトウェア機能に基づいて、AIコンピューティングの需要拡大に対応する独自の立場にあります。アバナードは、クラウドとエンタープライズを横断するデータセンター製品と顧客コラボレーションの強力な基盤と、AI PC向けのリーダーシップ製品を持っています」とペーパーマスター氏。
ブログの最後にペーパーマスター氏は「データ中心のイノベーション文化に導かれ、適応型ハイパフォーマンス・コンピューティングの次の時代を切り開く、世界トップクラスのAMDエンジニア、お客様、業界パートナーとコラボレーションできることをうれしく思います」と結んでいる。
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