ASUS JAPANブースは2エリアに分かれていた。片方は現行モデルや新製品の実機展示、他はパートナー企業のソリューション展示だ。
文教分野におけるASUS製品の導入シェア率はNo.1で、全国1500校に上るという。最も人気を集めているのがタブレットタイプの「ASUS Chromebook Detachable CM3(CM3000)」で、約500校が導入しているという。
ディスプレイが360度回転するフリップタイプも人気だ。天板にゴム製バンパーを、タブレットタイプはオプションのバンパー内蔵カバーを用意するなど、多少乱暴に扱っても壊れない頑丈さを持たせている。最長6年保証を用意しており、万が一壊れたときでも親の出費が少なくて済むのがありがたい。
2025年度の導入を目指す、新製品の「ASUS Chromebook Flip CZ1(CZ1104)」も展示していた。CPUはMediaTek Kompanio 520(8186)、メモリは4GBまたは8GBのLPDDR4X、ストレージは64GBのeMMCで、ディスプレイサイズは11.6型だ。
開発段階のサンプル機とのことだが、天板部に搭載したゴム製ダンパーで頑丈になっていると感じた。
パートナー企業エリアでは、授業支援プラットフォーム「Win Bird 授業支援」が展示されていた。これは教育向けソフトウェアを手掛けるウィンバードが提供するソリューションで、授業中に児童や生徒たちのデスクトップ全体をモニタリングしたり、教師側端末のデスクトップをクラス内の生徒の端末に表示させたりすることで、授業の主導権を教師が握れるようにするもの。
集中して話を聞いてもらいたいときなどは、キーボードやタッチパッドの操作を受け付けないようにして端末の利用を禁止するといった柔軟な対応も可能だ。
文部科学省が推進しているCBT(Computer Based Testing、PCで実施される試験)でカンニングができないよう、教師が配布した試験問題を最大化したウィンドウで最前面に表示しつつ、他のウィンドウに遷移できないようコントロールする「Win Bird カンニング対策オプション」も提供している。
検索で答えを探すといった行為ができないように無関係なWebサイトを強制的に閉じるなど、チャットなどのアプリを開いても試験問題と解答用紙が最大化かつ最前面に表示されているので見ることができないような仕組みになっている。ブラウザの機能拡張を利用するため、対応しているのはChromebookとWindowsのみだ。
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