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“NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート(6/7 ページ)

» 2024年05月09日 18時55分 公開
[渡辺まりかITmedia]

高度なITC人材育成を視野に入れたサードウェーブの展示

 サードウェーブブースは展示物が少なめで、セミナーエリアと商談エリアだけで70%ほどの面積を占めていた。

サードウェーブ サードウェーブブース

 主な展示物は、サードウェーブの法人向けブランド「ドスパラプラス」の主力デスクトップPCである「raytrek 4Cシリーズ」だ。

raytrek 4Cシリーズ ずらりと並ぶ「raytrek 4Cシリーズ」

 このモデルは高等学校の必修科目「情報」の「情報II」演習を行うのに必要なスペックを備えているということで、スピーディーな3D演算や3D CADの設計、それを元にした3Dプリンタによる造形物作成などを可能にする。学校によってはVR制作、ゲーム制作などを授業の一環として行うこともあるだろう。

ハイスペックモデル 演習を伴う「情報II」のために、ハイスペックモデルを用意する必要があるケースも見られるという
3Dプリンタ raytrekで作成したデータを元に3Dプリンタで印刷している様子も展示していた

 こういった重い処理を行う場合、一般的なGIGAスクール端末では時間がかかり、貴重な授業時間を無駄なものにしてしまう。生徒たちのモチベーションも下がってしまうだろう。しかしraytrek 4Cシリーズのようなハイスペックモデルであれば授業も楽しくなるはずだ。

 サードウェーブでは高等学校向けのデジタル人材育成「DXハイスクール」向けモデルとして「raytrek 4CHR-DXH」「raytrek 4CMB-DXH」「raytrek 4CEW-DXH」などを用意している。

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