一般的なビジネス利用であれば、10.9インチiPad(第10世代)で特に問題はありません。しかし、最新のiPad Pro(M4)と比べてしまうと、やはりiPad Pro(M4)を触ってしまいます(金額感が全く違うのは理解しているので、比較してどうするのという感じもありますが)。
まず、最新の11インチiPad Pro(M4)は薄くなったのが大きいです。重さは10.9インチiPad(第10世代)がWi-Fi+Cellularモデルで約481g、11インチiPad Pro(M4)が約446gなので、実はものすごく大きな差があるわけではないのですが、厚さの7mmと5.3mmは見た目からして違いますし、持っている時の感触が異なります。薄い方が心地よいですね。
そして、Apple Pencilを本体に装着できるため、さっとペン書きしたい時に余計なストレスがないのです。そうした場面で顔認証の利便性も効いてきます。ディスプレイの質も言わずもがなです。
しかしこのような差異は、ある意味ただの「こだわり」とも言えます。この使い勝手にどこまでこだわるかは、どこまで「iPad」という世界に投資するか次第だと感じます。どれだけ投資しても「iPad」なので、MacやWindowsの方が優位な点はいくらお金を出しても解決できません。
生体認証の使い勝手、ディスプレイの表示品質、Apple Pencilに関してそれほど気にならないのであれば、税込み5万8800円で買える10.9インチiPad(第10世代)のコスパは大変優れていると思います。
自身の利用用途とハードウェア的な使い勝手をどこまで求めるか──これがiPadの選択基準になると思います。
それにしても10.9インチiPad(第10世代)は約1年半前に発売したモデルとはいえ、現在も快適に使えるというのは素晴らしいことだと思いますね。
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