世間ではリアル出社の傾向が増加中との話だが、個人的には複数人で行うオンライン会議の機会がこれまで以上に増えている。話を聞くターンでミュートにしていると、いろいろなことが気になる。環境音やノイズが乗ってくるのだ。
人の振り見て我が振り直せ。自分も環境音やノイズを相手に聞かせているかもしれない。向こう側に回ってみないと本当のところは分からないが、何かできることはないか。
そう考えていたところ、何やら本格的に見えるゲーミングマイクセット「FIFINE AmpliGame AM8TW」(以下、AM8Tマイク)とオーディオミキサー「FIFINE AmpliGame SC3W」(以下、SC3ミキサー)を試す機会を得た。こうした環境はこだわり始めたら終わりがなくてお金もかかるイメージが強いのだが、本格的に見えるのに両方そろえても2万円を切って、さらに音質もいいと動画配信者などの間で評判になっているようだ。
自身でそうした活動を行う予定はないが、オンライン会議におけるマイク環境でも同様の効果が得られるはずだ。
AM8TマイクはXLR接続またはUSB Type-C接続で使える単一指向性のゲーミングマイクだ。ノイズシールドが標準装備されているので、環境ノイズだけでなく、「パ」などの口唇破裂音で発生する耳障りな音も緩和される。
AM8Tマイク最大の特徴は、ダイナミックマイクであることだ。一般的なPCマイクで使われるコンデンサーマイクに比べて感度が低く、周囲の音を拾いにくいという特徴がある。口元になるべく近づけて使わなくてはいけないというデメリットはあるが、自分の声だけを相手に伝えたい場合や、ソフト側の機能としてよくあるノイズキャンセル機能で乗ってしまうノイズをなるべく減らし、高音質を追求したい場合などに適している。
本体にはXLR端子とUSB Type-C端子の他、モニタリングジャックを備えており、自分の声のボリュームや聞こえ方をチェックしながら音声を入力できる。
他にもマイクゲイン制御ノブ、モニタリングボリューム制御ノブを搭載しており、かなり本格的な雰囲気だ。マイクを見ているだけで気分がアガる。
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