「watchOS 11」が2024年秋に登場 ワークロードの負荷やバイタルデータの履歴確認が可能に

» 2024年06月11日 03時40分 公開
[井上翔ITmedia]

 Appleは6月10日(米国太平洋夏時間)、Apple Watch向けの新OS「watchOS 11」を2024年秋にリリースすることを発表した。開発者向けのプレビュー版は同日から、パブリックβ版は7月中に配信される。

watchOS 11の概要 watchOS 11の概要

watchOS 11の概要

 watchOS 11では、ここ数年のwatchOSのアップデートと同様にヘルスケア/ワークアウト機能と、使い勝手を向上する機能の改良が行われている。

 ヘルスケア/ワークアウト機能としては、ワークアウト時の負荷を履歴として記録する「Training Load」機能と、心拍数や体温などのバイタル情報の履歴を確認できる「Vital」機能が追加される。

Training Load Training Loadを使うと、ワークアウトによる負荷の履歴を可視化できる。同時に登場する「iOS 18」のアプリでは、より見やすい画面で確認だ
Vital Vital(バイタル)は、その名の通りユーザーのバイタル情報を記録できる。独立したアプリとして提供されるようだ

 その他、主に以下の新機能や改良が実装される。

  • 新しいウォッチフェイスの追加
  • ウィジェット回りのUI改善
  • 翻訳アプリの追加(認識した音声を任意の言語に翻訳可能)
  • プールでの水泳におけるカスタムワークアウトへの対応
  • ウォレットアプリにおけるチケット表示機能の改善
  • ハイキング時の経路誘導型ナビゲーションへの対応
  • 「ダブルタップ」のAPI提供(サードパーティーアプリでも利活用可能)
翻訳機能 会話を翻訳する機能も追加される

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