ミニPCを中心に手掛ける中国MINISFORUMは、PC関連の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2024」(6月4〜7日、台湾・台北市)で、同社初の水冷機構を搭載したミニPC「AtomMan X7 Pt」や、GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載したスリムPCなどを出展していた。
AtomManは同社のハイエンド製品に付けられるようになったシリーズ名だ。AtomMan X7 Ptの主な仕様として、プロセッサにAMD Ryzen 9 8945HS、グラフィックスにAMD Radeon 780Mを採用しており、メモリは最大64GB(DDR5-5600)を搭載できる。ストレージはM.2 SSD(PCIe 4.0)の空きスロットが2つある。
会場にいた担当者によれば、水冷機構によって内部の発熱を75℃以下に抑えながら、騒音を40dB以下に保てるという。
サイズは175(幅)×131.5(奥行き)×155.4(高さ)mmで、主なインタフェースはHDMI 2.1出力×1基、DisplayPort 1.4×1基、USB4(Type-C)×2基、USB 3.1 Gen 2(Standard-A)×4基、有線LANポート(2.5GbE)×2基。ワイヤレス機能はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応している。さらにOCulinkポート×1基を搭載しているので、外付けグラフィックスカードも接続可能だ。
具体的な価格や発売日は未定だという。これまでのミニPCと比べると大きくサイズアップしているが、キューブ型のデスクトップPCと比べると一回り小さい印象だ。価格にも期待したいところである。
AtomMan G7 TiはWi-Fiルーターのような縦型スリムのボディーで、プロセッサにIntel Core i9-14900HX、グラフィックスにGeForce RTX 4070 Laptop GPUを採用している。メモリはDDR5に対応しており、ストレージはM.2 SSD(PCIe 4.0)の空きスロットが2つある。
サイズは396.5(幅)×236.4(奥行き)×32.5(高さ)mmで、主なインタフェースはHDMI 2.1出力×1基、USB4(Type-C)×1基、USB 3.2 Gen 2(Standard-A)×1基、USB 3.2 Gen1(Standard-A)×2基、有線LANポート(RJ45)×1基。ワイヤレス機能はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応している。
Core i7-11800H、RTX 3070 Laptop GPUを搭載していた「NUCXi7」の後継機種にあたる。こちらも具体的な価格や発売日は未定だが、近いうちに発表がありそうだ。
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