主催者の内田洋行もいくつかのデモ展示を行っていた。例えば後付け型電子黒板ユニット「e-黒板」は、プロジェクターを使ってホワイトボードや白い壁などに投影した画像に、指などで書き込めるようになる。これはレーザーユニットの照射範囲に指などが当たることでその反射をカメラユニットが感知し、その座標を端末に戻すことで実現している。実演してもらったが書き込みは非常にスムーズで、ペンなどを使った通常の電子黒板との差は少なかった。
ユニットは後付けなので、これまで使っていた装置を無駄にしない。さらに120型まで対応しているので、広い教室でも少ないコストで使えるというメリットがある。
「RealCAST」(リアルキャスト)や「wivia R+」(ワイビア)は、児童・生徒たちの画面をモニタリングしたり共有したりできるソリューションだ。
RealCASTでは、教室内だけでなく、オンライン上の児童・生徒の端末のデスクトップもリアルタイムでモニタリング可能で、取りこぼしのない授業を行える。ブラウザ上で動作するので、学校で指定されたものではない端末を持ち込んだとしても問題ないというのもメリットの1つだ。
wivia R+は、OSを問わずに使えるMiracastのようなものだ。同じネットワーク内にある最大20台の端末画面を共有可能で、接続した端末は教師側で一元管理できる。最大4台の端末画面を映し出せるので、比較学習や発表などで使うこともできそうだ。学校全体ではWindows端末を指定しているのに、複数生徒が学習用にiPadを使っているといった場面で有効だ。
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