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サーバも大人気だった「GIGABYTE(ギガバイト)」ブース AI時代に向けて全方位体制COMPUTEX TAIPEI 2024(2/2 ページ)

» 2024年06月21日 18時00分 公開
[モリケンITmedia]
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B2B展示がメインの本会場ブース 目玉は「ジェンスンのサイン」?

 さて、COMPUTEX TAIPEI 2024のメイン会場にあるGIGABYTEブースなのだが、先述の通りB2B製品/ソリューションの展示が主だった。しかし、一般観覧日となった最終日に来たせいか、会場は動くのも困難なレベルの混雑ぶりで、学生と思われる若い人がスタッフから熱心に話を聞いていた。

 説明員によると、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOがデータセンター向けGPU「NVIDIA GB200」のコーナーの銘板に書いたサインを目当てにやってきた人も結構いたそうだ。

GIGABYTEブース 6月7日の午前11時頃(台湾時間)にGIGABYTEブースにやってきたのだが、人だかりがすごかった
ジェンスンのサイン ブースの目玉となっていたものの1つとして、NVIDIAのジェンスン・ファンCEOのサインもあった

 GIGABYTEといえば、AI/HPCサーバ向けに独自の液浸冷却タンクと、それに対応する専用サーバを開発/製造していることも有名で、ブース展示でも注目を集めていた。

 冷却ユニットをを含むハードウェア製品に加えて、ソフトウェアベンダーと協業してサーバーの一括管理ソリューションや、サーバと機械学習用ソフトをセットにしたスターターキットを提供するなど、AIの導入ハードルを下げる取り組みを進めている。

 他のサーバベンダーとの差別化を、着実に進めている印象だ。

液冷サーバ こちらはAMDの「EPYC」「Instinct」を搭載した液冷ラックサーバ。最近は、ラックサーバでも液冷のニーズが高まっているという(写真はパイプを前方に出すタイプだが、ラック後方に出すタイプも用意されている)
液浸冷却ユニット GIGABYTE独自の液浸冷却タンク。この中に、液浸冷却対応のサーバを“漬け込んで”利用することになる
液冷対応サーバ こちらは、シングルフェーズの液浸冷却対応ラックサーバ「R283-SF0」。第4世代/第5世代Xeonプロセッサを最大5基搭載、デュアルスロットのPCI Express 5.0対応グラフィックスカードを最大4基収納可能だ
いろいろそろえてる GIGABYTEのサーバはx86ベース(EPYC/Xeon)だけでなく、Armベース(AMPERE One)のものも取りそろえている。役割や処理するデータの内容に応じて最適なモデルを選びやすいことが魅力だ
ソリューションとセット ソリューションとセットでサーバを販売することで、他メーカーとの差別化も図っている

 今回のCOMPUTEX TAIPEIにおいて、GIGABYTEはコンシューマー向け製品からB2B向け製品まで、とにかく“AI推し”だった。程度の差こそあるが、主要なPCメーカーも同様にAIへの注力をアピールする展示が目立った。

 2025年のCOMPUTEX TAIPEIも、引き続き“AI推し”が続くのかどうか、注目したい。

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