本製品は価格が価格だけに、「買ってみたがこんなはずじゃなかった」という失敗は避けたいところだ。HDDより高速なのは当然だが、データ転送において読み出しや書き込みは最大速度に近い値を出せるのだろうか。早速、ベンチマークテストを行った。
今回は、Windows PCを2台、MacBook Pro1台でテストした。
まずはWindows PCだ。用意した環境はいずれもポータブルゲーミングPCで、中国ONE-NETBOOK Technologyの「ONEXPLAYER 2」(AMD Ryzen7 6800U/16GBメモリ)と、AYANEOの「AYANEO SLIDE」(AMD Ryzen 7840U/32GBメモリ)だ。計測ツールには「CrystalDiskMark 8.0.5 x64」(ひよひよ氏作)を利用した。
最初は、ONXPLAYER 2が備えるUSB4規格のUSB Type-C端子に接続して行った。
驚くことに、読み出し速度と書き込み速度ともに公称値を超えた転送速度だった。平均値は読み出し速度が毎秒1017.49MB、書き込み速度毎秒1004.74MBと十分に高速だ。
同様に、AYANEO SLIDEでもUSB4規格のUSB Type-C端子に接続してテストした。
AYANEO SLIDEでは書き込み速度の方が若干高速で、平均値は毎秒1002.96MBとなった。読み出し速度は毎秒998.02MBだった。
続いては、macOSを採用したAppleの「13インチMacBook Pro 2020」(2.3GHzクアッドコア Intel Core i7/16GBメモリ)だ。接続端子は最大転送速度が毎秒40GBのThunderbolt 3なので、転送速度のボトルネックになることはないだろう。
5回計測した平均値は、読み出し速度が毎秒906.56MB、書き込み速度は毎秒868.6MBであった。こちらもメーカー公称値に近い値だ。なお、最大値は読み出し速度は毎秒922.8MB、書き込み速度が毎秒874.8MBだった。
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