最近「AI PC」「Copilot+ PC」という言葉をよく耳にする。AI PCは、AI(人工知能)で多く使われる推論演算に特化したプロセッサ「NPU」を統合したCPUを備えるPCのプロモーション上の愛称だ。そしてCopilot+ PCは、Microsoftが強力なNPUを搭載したPCに与えるブランド名だ。
主要なPCメーカーは、AI PCやCopilot+ PCを新製品として順次投入している。デル・テクノロジーズも例外ではなく、日本でも6月18日からCopilot+ PCを販売し始めた。
そんな同社が7月31日、個人/法人向けのCopilot+ PCに関する説明会を開催した。同社は、Copilot+ PCを含むAI PCにどう取り組んでいくのだろうか。
デル・テクノロジーズでは、Webに掲載した記事広告(タイアップ記事)で「AI PCにおける意識調査」を実施した。有効回答者1897人のうち、AI PCを“全く知らない”と答えた人は実に半数に及んだという。
一方、同じ調査ではAI PCを「資料生成」「画像生成」「検索エンジン」など、多岐に渡る用途で使いたいという意向が伺えた。また、AI PCを購入する上で重要視するのは「価格」「使いやすさ」「利便性」の3点であることも分かった。
同社の松原大氏(コンシューマー&ビジネスプロダクトマーケティング統括本部 コンサルタント)は、Copilot+ PCを含むAI PCの認知は「私たちメーカーとMicrosoftの(抱える)課題の1つ」とした上で、PCをより便利に使うための選択肢の1つとして、「(市場的に)伸びしろのある」AI PCのラインアップ強化に取り組むと語る。
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