8月10日、AMDのデスクトップ向け次世代プロセッサー「Ryzen 9000」シリーズの販売がスタートした。ラインアップは下の2モデルとなる。
| モデル名 | コア | スレッド | 動作クロック | 内蔵GPU | 消費電力 | CPUクーラー | 価格(税込み) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Ryzen 7 9700X | 8コア | 16スレッド | 3.8〜5.5GHz | AMD Radeon Graphics(2200MHz) | TDP 65W | − | 7万1000円弱 |
| Ryzen 5 9600X | 6コア | 12スレッド | 3.9〜5.4GHz | AMD Radeon Graphics(2200MHz) | TDP 65W | − | 5万5000円弱 |
Ryzen 9000シリーズはZen 5アーキテクチャを採用したCPUで、最新チップセット搭載のマザーボードを組み合わせることでPCIe 5.0やUSB4、Wi-Fi 7の無線LANなどをサポートする。対応ソケットはSocket AM5となり、BIOSアップデートが適用済みのAMD X670やB650、A620チップセット搭載マザーボードにも組み込める。
発売前日、大物の登場ながら、各ショップからは長い目で見据えたコメントをよく聞いた。あるショップは「とりあえずは最上位の『Ryzen 9 9950X』が出てからですね。初回購入を狙う層はそちらを待っているので、今回の2モデルは静かなデビューになるんじゃないかと思います」と話していた。
また別のショップは「CPUよりも同世代のチップセット(AMD X870/X870E)を載せたマザーボードの潤沢な供給が遅れそうな情勢です。最初はマザーボードの方が取り合いになるんじゃないでしょうか」と予想していた。
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