ポート類は、左側面にHDMI出力端子、Thunderbolt 4(USB4)端子×2と3.5mmイヤフォン/マイクコンボジャックを、右側面にUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2) Standard-A端子を備える。Thunderbolt 4端子はUSB PD(Power Delivery)規格の電源入力と、DisplayPort Alternate Mode準拠の映像出力に対応する。最近はUSB Standard-A端子やイヤフォン/マイクコンボジャックをあえて省くノートPCが増えている中、きちんと装備しているのは好感が持てる。
ワイヤレス通信はWi-Fi 7(IEEE 802.11be)とBluetooth 5.4に対応する。Core Ultra 200Vプロセッサでは、これらの通信モジュールもパッケージ内に統合されている。
左側面(上)と右側面(下)。バッテリーの充電状況を示すLEDインジケーターは、電源入力を兼ねるThunderbolt端子のそばではなく、反対側のUSB 10Gbps Standard-A端子のそばにあるキーボードはLEDバックライト付きで、暗所でも快適なタイピングを実現している。先述の通り、今回のレビュー機は海外市場向けなのでUS配列のキーボードを搭載しているが、日本市場向けモデルには日本語配列(84キー)が搭載される。
筆者は普段、主にUS配列キーボードを使っている。そのせいもあってか、タイピングに特別な違和感を覚えなかった。大きいタッチパッドも使いやすい。
電源ボタンは、キーボードの「PrtSc(Print Screen)キー」と「Deleteキー」の間に設けられている。キータイプ中の“誤爆”を防ぐために右端設置を回避したものと思われるが、筆者個人としては電源ボタンはキーボードの外に設けてほしいと思った。
今どきのWindowsノートPCということもあり「Copilotキー」も備えている。ASUS製ノートPCの場合、Copilotキーには別のキーの機能を割り当てない方針のようで、アプリケーションキーは「Fn+左Ctrlキー」で代用するようになっているレビュー機は、PCI Express 4.0接続の512GB SSDを搭載している。モジュールはSamsung Electronics(サムスン電子)製の「MZVL8512HELU-00BTW」だ。同社の「PM9C1シリーズ」の512GBモデルの1つで、公称のシーケンシャル(連続)リード性能は毎秒4950MB、シーケンシャルライト性能は毎秒2500MBとなる。
「CrystalDiskMark 8.0.4」で読み書き性能を計測してみた限り、本機ではおおむね公称通りのパフォーマンスを発揮できているようだ。必要十分な性能といえるだろう。
本製品には4セル(定格容量72Wh)のリチウムポリマーバッテリーが搭載されている。付属のACアダプター(最大65W出力)を使うと、約49分で容量の60%まで充電できるという。
日本向けモデルの公称駆動時間は、JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.3.0)に基づくと動画再生時で約13.1時間、アイドル時で約19.7時間、同法(Ver.2.0)に基づくと約23.3時間だという。有機ELディスプレイを使っていることを勘案すると、駆動時間は比較的長めだ。
実際の駆動時間は、この後のベンチマークテストでチェックしたい。
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