うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、9月29日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
AMDは9月30日(現地時間)、AMD Ryzen 5 9600X/Ryzen 7 9700Xプロセッサの性能向上を図る、最新のBIOS「AGESA PI 1.2.0.2」をリリースした。AMD Ryzen 600シリーズのチップセットを搭載するAMD Socket AM5マザーボードに適用できる。
AMD Ryzen 5 9600X/Ryzen 7 9700Xシリーズでは、105W cTDPの設定がサポートされる。このブースト機能はマルチスレッドのワークロードで特に有益だが、スレッド数の少ないアプリでも多少のメリットが見られるという。
105Wは設計限界を超えておらず、保証も無効にはならない。ただし、当然ながら105Wの高い発熱に対応できる冷却システムが必要になる。
また、AMD Ryzen 9 9000シリーズでは、マルチコアCPUモデルのコア間におけるレイテンシを削減している。大多数のアプリケーションで顕著な違いは生じないが、レイテンシの影響を受けやすいゲームではユーザーが改善を実感できる可能性があるとしている。
PCゲームプラットフォームのSteamを運営するValveが、Steamを利用しているユーザーのハードウェアおよびソフトウェアに関する2024年9月度の調査結果を発表した。
これによると、よく利用されているOSは、Windows 10(64bit)が48.66%でトップ。次いでWindows 11(64bit)の47.69%となっている。Windows 10のサポートは2025年10月に終了するため、徐々にWindows 11に移行が進むと考えられる。
なお、Windowsのトラフィック解析を行うWebサイトのStatcounterによると、2024年9月度のデスクトップOSシェアはWindows 10が62.79%でトップ。次いでWindows 11の33.37%となっている。
Windows 10のシェアは、Windows 11がリリースされた2021年末をピークに下がり始めているとはいえ、いまだ6割以上のシェアを占めている。
2020年1月にサポートが終了したWindows 7の場合、2018年には早々にWindows 10(2015年リリース)とシェア交代が起きたことを考えると、Windows 11のシェアがトップになるには、まだ時間がかかりそうだ。
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