2台のPCを行き来できる便利マウスが8000円切り! 「Rapoo MT760」はどこまで使えるか試してみたUSBレシーバー×2が標準で付属(3/5 ページ)

» 2024年10月09日 16時00分 公開
[瓜生聖ITmedia]
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カスタマイズは専用ツール「RapooOficeDev」を利用

 MT760のカスタマイズは、専用ツール「RapooOfficeDev」から行う。一見、ボタンのカスタマイズメニューがないように見えるが、DPI setting、Parameter settingの両方からアクセスすることができる。

 DPI settingでは最大7つのDPIプリセット値を編集する。DPIは50〜4000DPIまで50刻みで設定可能だ。設定したDPIプリセットは、DPI切り替えに割り当てたボタンを使って切り替える。

Unique ユニーク Rapoo ワイヤレスマウス MT760 L M 無線 Shenzhen Rapoo Technologies DPI settingでは50〜4000DPIを50刻みで最大7つのプリセットとして登録可能だ

 Parameter settingではマウスポインターの速度(Windows pointer speed setting)、マウスホイールでスクロールする量、一度にスクロールする量(Windows roller speed setting)、レポートレート(USB report rate)を設定する。

 レポートレート以外はWindowsの設定なので、ここで変更するとOS全体に反映される。レポートレートは125Hz/250Hz/500Hz/1000Hzから選択可能だ。

Unique ユニーク Rapoo ワイヤレスマウス MT760 L M 無線 Shenzhen Rapoo Technologies Parameter settingの設定内容は、OS設定と連動しているものが多い

 ボタンのカスタムはDPI setting、Parameter settingの両方から行うことができる。カスタムできる操作はキー入力、左右、進む/戻る、DPIボタン、ホイール押下、カスタムボタンとホイール、サムホイールの回転だ。

 キー入力の設定はやや分かりづらい。Ctrl/Shift/Alt+テキストフィールド、Winという4つの項目があり、それぞれにラジオボタンが付いている。このラジオボタンがそれぞれCtrl/Shift/Alt/Winの修飾キーを押すかどうかを表し、Altの後ろのテキストフィールド部分が一般キーを表す。

 つまり、全てのラジオボタンをオフにした状態でテキストフィールドにF12を押すと(Alt+と書かれているにも関わらず)F12だけが押されることになる。Altとは別の項目として一般キーの枠を作った方が分かりやすいのではないだろうか。

Unique ユニーク Rapoo ワイヤレスマウス MT760 L M 無線 Shenzhen Rapoo Technologies この状態で「Shift+A」の入力になる

 一方でカスタムボタンは底面にあるため、押すときはマウスを裏返さなければならず、有効に活用できる機能は限られそうだ。デフォルトではDPI Reduction Cycle(DPIの設定を逆順で切り替える)が割り当てられている。

 その他のDPI関連の機能は、DPI Cycle(DPIの設定を正順で切り替える。標準でDPI切り替えボタンに割り当て)の他、設定が循環しないDPI+/DPI−がある。順次切り替え以外に指定したDPIに直接設定できる機能があってもよいのではないかとも思ったが、DPI Settingは最少1、最多7パターンを設定可能なので、あえて2〜3パターン程度で運用していくのがよいのかもしれない。

Unique ユニーク Rapoo ワイヤレスマウス MT760 L M 無線 Shenzhen Rapoo Technologies DPI設定の他、マルチメディア操作やショートカットが設定可能だ

 Switch FunctionではMT760の売りの1つである、Cross-screen switching functionの設定を行う。

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