Micronは11月12日(米国太平洋時間)、データセンター向け新型SSD「Micron 6550 ION NVMe SSD」を発表した。E3.Sモデルについては、同フォームファクターとしては初めて60TBの大容量を実現した上で、PCI Express 5.0接続に対応することで「よりコンパクトで高速かつ大容量のストレージ環境を構築できる」としている。
Micron 6550 IONシリーズはE3.S-1T(右上)の他、U.2(左上)やE1.L(下)の3形状で提供される。Micronとしては、コンパクトなE3.S-1T(E3.S)において大容量/高速/低消費電力を実現できていることを強調しているMicron 6550 IONは、「Micron 6500 ION NVMe SSD」の後継製品で、本製品の“目玉”でもあるE3.S-1T(E3.S)の他、U.2とE1.Lの計3種類のフォームファクターで提供される(※1)。
(※1)本製品の場合、容量やフォームファクターによる性能の差異は生じない
生成AI(人工知能)を中心に、データセンターではより高速なデータの読み書きに対応するストレージが求められる一方で、そのストレージの“置き場”や消費電力の増大にも対処しなければならない。
そこでMicron 6550 IONはパフォーマンスと電力効率を高めた「Micron G8 TLC NAND」を採用した上で、以下の改良を施している。
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