声優も思わずビックリ! NVIDIAの「GeForce RTX 50 Laptop」搭載ノートPCで快適になるのはゲームだけでない! 動画編集や生成AIも驚きの速度に(3/3 ページ)

» 2025年04月08日 15時00分 公開
[石井英男ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

DLSS 4やローカルLLMなどのデモを実演

 各メーカーが展示しているPCでは、GeForce RTX 50シリーズの新機能を生かしたデモンストレーションが行われていた。

 DLSS 4のデモンストレーションでは、「Marvel's Spider-Man 2」(Insomniac Games/ソニー・インタラクティブエンターテインメント)が使われていた。DLSSフレーム生成を「4x」にするとマルチフレーム生成が有効になり、平均で600fpsを超えるフレームレートを記録した。

 他にもGeForce RTX 50シリーズで大規模言語モデル(LLM)をローカル実行するデモや、4:2:2フォーマットを含む複数の動画を同時にエンコードするデモも行われた。

Marvel's Spider-Man 2 Marvel's Spider-Man 2は、DLSS 4によるマルチフレーム生成に対応しており……
600fps! GeForce RTX 5090搭載のデスクトップPCであればWQHD(2560×1440ピクセル)解像度で600fpsを超えるフレームレートを確保していた
LLM GPUを使ってLLMを動かすデモンストレーション。スムーズに動作しているのが印象的だった
動画エンコード GPUのパワーを使って複数の動画をエンコードするデモンストレーション
レイトレーシング リアルタイムのレイトレーシング処理を行うデモンストレーションもあった

声優の黒木ほの香さんがGeForce RTX 50シリーズの新機能を体験

 NVIDIA Gamer Dayでは、澤井氏によるプレゼンテーションや出展社によるトークセッションなどが行われたが、ここではゲーム好きで声優e-Sports部員でもある声優の黒木ほの香さんがゲストとして登場した「GeForce RTX デモセッション」の様子を紹介する。

 このセッションではふり〜だ氏が司会を、澤井氏が解説を務めた。黒木さんのファンも多く詰めかけ、会場は満員となった。

GeForce RTX デモセッション GeForce RTX デモセッションは午後1時20分から開催された
ほぼ満員 13時過ぎには会場はほぼ満員になった
黒木さん ゲストとして登壇した声優の黒木ほの香さん

 「Overwatch 2」や「Apex Legends」などのFPS(一人称視点シューティングゲーム)/TPS(三人称視点シューティングゲーム)をよくプレイしているという黒木さん。そこで、「Cyberpunk 2077」を使ってDLSS 4の威力を体感してもらうことになった。

 このゲームは重量級タイトルとして知られており、DLSSがオフの状態では、フレームレートが40fps前後しか出ず、プレイ時にやや残像が見られる

。しかし、DLSS 4のマルチフレーム生成を有効にすることで、フレームレートが約6倍の240fps前後まで向上し、より快適にプレイできるようになった。

 黒木さんも、DLSSオフでは勝てなかったボクシングに、DLSS 4を有効にすると勝利できていた。「パリィがやりやすくなった」という。

DLSS Cyberpunk 2077でDLSS 4を有効化すると、フレームレートが40fps前後から240fps前後に改善した
ボクシング プレイもより快適になり、DLSSオフの状態では勝てなかったボクシングにも勝利した
プレイ中 プレイに使ったのは、GeForce RTX 5090 Laptop GPUを搭載するノートPCだった

 次に、NVIDIAが提供している「NVIDIA Broadcast」のデモが行われた。

 NVIDIA Broadcastは、動画配信者向けのフリーツールで、暗い室内でもキーライトが当たっているかのように映像を修正する「仮想キーライト機能」や、視線を常に中央に固定する「アイコンタクト機能」、被写体を常に画面の中央に捉えて適切にトリミングしてくれる「オートフレーミング機能」など、さまざまな機能が用意されている。

NVIDIA Broadcast 「NVIDIA Broadcast」の仮想キーライト機能のデモンストレーション。暗い室内でもライトがあるように適切に照らしてくれる(左がオフ、右がオンの時のプレビュー)
NVIDIA Broadcast こちらはアイコンタクト機能のデモンストレーション。オンにするだけで常にアイコンタクトが取れるようになる(左がオフ、右がオンの時のプレビュー)
NVIDIA Broadcast こちらはオートフレーミング機能のデモンストレーション。常に被写体にズームした状態で撮影可能だ(左がオフ、右がオンの時のプレビュー)

 最後に、2D/3Dアニメーションツール「Blender」に画像生成機能を埋め込んだものを使い、左側のウィンドウで簡単な構図を指定するだけで、右側に美しくレンダリングされた画像が生成されるデモンストレーションが行われた。

 黒木さんが左側のウィンドウに樹木をドラッグ&ドロップで配置し、中央の「Run」ボタンをクリックすると、右側にそれを元にした画像が生成された。さらに、テキストで「cherry blossom、spring」とプロンプトを入力すると桜の木になるのを見て、黒木さんは驚いていた。

Blender 画像生成のデモンストレーション。左の画面に樹木などのオブジェクトを配置して、生成を実行すると、右のような画像が生成される
Blender さらにテキストで「cherry blossom、spring」とプロンプトを入力すると、桜の木になった
トーク 3人のトークも軽妙で、会場はとても盛り上がった
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー