続けて、「弥生給与 Next」の大幅アップデートについて解説された。
その名の通り、弥生給与 Nextでは給与計算や年末調整を中心にサービスを提供してきた。今回アップデートでは、新機能として勤怠管理を行う「弥生勤怠 Next」、労務管理を行う「弥生労務 Next」を新たに実装し、勤怠/労務管理も行えるようにした。
給与計算に使うサービスになぜ勤怠/労務管理機能を追加するのか。広沢氏によると「給与(計算)ソフトは(中小企業の)4割ほどで導入されているが、勤怠管理や労務管理は手入力している中小企業が多く、それに伴うミスや工数の増加が課題になっている」という。
そのことを踏まえて、給与計算サービスに追加すると効果的と考えたようだ。
弥生勤怠 Nextは、PCやスマートフォン、ICカード、生体認証デバイスを使った打刻(勤務開始/終了通知)に対応する。また、フレックス勤務や在宅勤務など、現代の柔軟な働き方にも対応可能だ。勤務時間は自動集計されるので管理する側はもちろん、管理される側の手間も省ける
弥生労務 Nextでは、「雇用契約書」はもちろん、社会保険/雇用保険など計110種類以上の書類(届け出)に対応する。
広沢氏は「今の(企業)規模ではいらないと思われるかもしれない」とした上で、「事業が成長して、労務タスクが増えても追加費用を払う必要がない」とメリットを解説した。
機能追加に伴い、弥生給与 Nextの料金プランは以下の通り改訂される。なお、弥生会計 Nextと同様に月額プランは6月以降から利用可能となる見通しだ。
また、全機能(ベーシックプラスプラン相当)を最大3カ月無料体験できるプランも設けている。
最後に登壇した武藤CEOは、「弥生 Nextで会計と労務に関係した業務をカバーし、中小企業を元気にすることで好循環を作っていきたい」と締めくくった。
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