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弥生が中小企業を支援する「弥生会計 Next」を正式リリース クラウドベースでサービス連携による処理の自動化を推進(3/3 ページ)

» 2025年04月09日 17時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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「弥生給与 Next」の大幅アップデート

 続けて、「弥生給与 Next」の大幅アップデートについて解説された。

 その名の通り、弥生給与 Nextでは給与計算や年末調整を中心にサービスを提供してきた。今回アップデートでは、新機能として勤怠管理を行う「弥生勤怠 Next」、労務管理を行う「弥生労務 Next」を新たに実装し、勤怠/労務管理も行えるようにした。

弥生給与 Next 弥生給与 Nextでは勤怠/労務管理機能が追加される

 給与計算に使うサービスになぜ勤怠/労務管理機能を追加するのか。広沢氏によると「給与(計算)ソフトは(中小企業の)4割ほどで導入されているが、勤怠管理や労務管理は手入力している中小企業が多く、それに伴うミスや工数の増加が課題になっている」という。

 そのことを踏まえて、給与計算サービスに追加すると効果的と考えたようだ。

給与業務のデジタル化進ちょく状況 給与に関連する業務のうち、勤怠管理や労務管理がデジタル化されていないケースが多いという

 弥生勤怠 Nextは、PCやスマートフォン、ICカード、生体認証デバイスを使った打刻(勤務開始/終了通知)に対応する。また、フレックス勤務や在宅勤務など、現代の柔軟な働き方にも対応可能だ。勤務時間は自動集計されるので管理する側はもちろん、管理される側の手間も省ける

弥生勤怠 Next 弥生勤怠 Nextの機能説明

 弥生労務 Nextでは、「雇用契約書」はもちろん、社会保険/雇用保険など計110種類以上の書類(届け出)に対応する。

 広沢氏は「今の(企業)規模ではいらないと思われるかもしれない」とした上で、「事業が成長して、労務タスクが増えても追加費用を払う必要がない」とメリットを解説した。

弥生労務 Next 弥生労務 Nextの機能説明。面倒な手続きをオンラインで行える。これにより、業務の属人化も防げるという

 機能追加に伴い、弥生給与 Nextの料金プランは以下の通り改訂される。なお、弥生会計 Nextと同様に月額プランは6月以降から利用可能となる見通しだ。

  • エントリーライトプラン:月額900円/年額9000円
  • エントリープラン:月額2400円/年額2万400円)
  • ベーシックライトプラン:月額3600円/年額3万6000円
  • ベーシックプラン:月額5520円/年額5万5200円
  • ベーシックプラスプラン:月額8400円/年額8万4000円

 また、全機能(ベーシックプラスプラン相当)を最大3カ月無料体験できるプランも設けている。

5つのプラン プランは5つ。年末調整を「外部で実施」か「自社で実施」かで大きく分かれており、その中で利用する機能ごとにプラン分けを実施している

 最後に登壇した武藤CEOは、「弥生 Nextで会計と労務に関係した業務をカバーし、中小企業を元気にすることで好循環を作っていきたい」と締めくくった。

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