OpenAIが新しい推論モデル「o3」「o4-mini」をリリース/Razerがゲーミングプラットフォーム「Razer PC Remote Play」を正式発表週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)

» 2025年04月20日 06時00分 公開
[山本竜也ITmedia]

Zen 1〜5のRyzenプロセッサに脆弱性

 AMDは4月7日、同社のCPUにマイクロコード署名検証の脆弱(ぜいじゃく)性「CVE-2024-36347」が見つかったと発表した。もともとは3月5日にZen 1〜4プロセッサを対象として情報が公開されていたが、4月7日にZen 5も対象になると修正された。

photo AMDが同社のCPU製品についての脆弱性情報を公開した

 この脆弱性を利用すると、システム管理者権限を持つ攻撃者が悪意のあるCPUマイクロコードパッチをロードできる可能性があるとのこと。なお、AMDでは攻撃が発生したとの報告は受けていないという。

 対象となるCPUは、サーバ向けのEPYCシリーズや、デスクトップ向けのRyzen 3000〜9000シリーズ、モバイル向けのRyzen 3000〜9000シリーズ、Ryzen AI+MAXやRyzen AI 300シリーズなど多岐にわたる。

 既にOEM経由で、脆弱性に対応するマイクロコードが配布されているので、早めに適用した方がいいだろう。

AMDが次世代EPYC(Venice)をTSMC 2nmプロセスで製造すると発表

 AMDは4月14日、次世代AMD EPYCプロセッサ(開発コード名:Venice)が、TSMCの最先端2nm(N2)プロセス技術でテープアウトされたと発表した。

photo AMDが次世代EPYCプロセッサのTSMC 2nmプロセスでの製造を発表した

 AMDとTSMCの長年にわたる半導体製造パートナーシップの成果だと説明している。AMDデータセンターCPUロードマップの実行においても大きな前進であり、「Venice」は2026年の発売に向けて順調に進んでいるという。

 あわせてAMDは、アリゾナ州にあるTSMCの新製造施設で第5世代AMD EPYCの製造と検証が成功したことも発表した。同社は米国での製造へのコミットメントを強調している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年06月17日 更新
  1. FCCLと富士通が「7〜10年前の一部デスクトップPCが起動できない問題」で特設ページ開設 当該機種では原因の「Windows Update」を配信停止 (2025年06月15日)
  2. 2015〜2017年に発売された富士通製デスクトップPCで「Windows Update」後に起動できない事象 大塚商会 (2025年06月13日)
  3. Windows 10からの乗り換えに好適! 12万9900円から購入できるCopilot+ PC「OmniBook 7 Aero 13-bg」を試して分かったこと (2025年06月16日)
  4. Mini-ITXマザーより短いGeForce RTX 5080搭載カードが小型ハイエンド勢を刺激する (2025年06月16日)
  5. Easy Anti-Cheatを組み込んだ「Windows 11(バージョン24H2)」PCに6月更新を適用すると突然再起動する恐れ 差し替えの“不定期更新”を配信 (2025年06月12日)
  6. Mac版SteamクライアントがApple Siliconにネイティブ対応 β版を提供中 (2025年06月14日)
  7. 最大毎秒1万4900MBの転送速度!――高速SSD「WD_BLACK SN8100」が登場 (2025年06月14日)
  8. OpenAIがシリーズ最上位版の「OpenAI o3-pro」を提供開始/Googleが例年より早めに最新の「Andorid 16」をリリース (2025年06月15日)
  9. Mac mini 2023年モデルで「電源が入らなくなる」可能性 対象モデルは無償修理を実施 (2025年06月16日)
  10. レノボ、Core Ultra 7/9を搭載したビジネス向け小型デスクトップPC (2025年06月16日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー