Dynabookが個人向けモバイルノートPCの25年夏モデルを発表 Copilotキーを搭載しプリインストールの「Microsoft Office」を刷新

» 2025年05月14日 11時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 Dynabookは5月14日、個人向けノートPCの2025年夏モデルを発表した。新モデルは全ラインアップのキーボードに「Copilotキー」が追加された他(※1)、プリインストールされるMicrosoft Officeが最新の「Office Home & Business 2024」に変更されることが特徴だ。販売は5月16日から順次始まる。

(※1)dynabook Rシリーズについては、既にCopilotキー付きキーボードに移行済み

dynabook Vシリーズ(13.3型2in1)

 13.3型のコンバーティブル式2in1モデル「dynabook Vシリーズ」の新モデルは、CPUがCore Ultraプロセッサ(シリーズ1)に、メモリがより高速なLPDDR5X-6400規格にそれぞれ変更される。ディスプレイ上部にあるインカメラのセンサーも、約200万画素(フルHD撮影対応)に強化される。

 バッテリー駆動時間(※2)はアイドル時で約27時間、動画再生時で約10時間とされている。

(※2)JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.3.0に基づく自社測定値(以下同様)

 店頭販売モデルは、Core Ultra 5 125U/16GBメモリ/256GB SSDを備える「dynabook V6/Y」と、Core Ultra 7 155U/16GBメモリ/512GB SSDを備える「dynabook V8/Y」の2機種を用意する。想定販売価格はV6/Yが24万円台前半、V8/Yが27万円前後となる。

dynabook Vシリーズ dynabook Vシリーズの新モデルは、ダークブルーのみとなる。重量は約979gだ
キーボード キーボードはCopilotキー付きとなる

dynabook Rシリーズ(14型プレミアム)

 14型のクラムシェル式プレミアムモバイル「dynabook Rシリーズ」は、Core Ultra 5 125H/16GBメモリ/256GBメモリ搭載の「dynabook R7/Y」と、Core Ultra 7 155H/16GBメモリ/512GB SSD搭載の「dynabook R8/Y」の2モデルが登場する。これらはプリインストールのOfficeを変更したこと以外は、現行モデル(R7/WとR8/W)からの仕様変更はない。ただし、アイドル時のバッテリー駆動時間が約26.5時間に改善されている。

 想定販売価格はR7/Yが22万円台半ば、R8/Yが25万円台後半となる。なお、Core Ultra 7 155H/32GBメモリ/512GB SSD搭載の最上位構成については、2024年4月に発売された「dynabook R9/X」を継続販売する。

dynabook Rシリーズ dynabook Rシリーズでは、下位構成と中位構成においてプリインストールするOfficeアプリを変更した新モデルを投入する。カラーは引き続きダークテックブルーを採用する

dynabook Mシリーズ(14型ホームモバイル)

 14型クラムシェル式ホームモバイル「dynabook Mシリーズ」では、キーボードとプリインストールするOfficeアプリを変更したモデルが登場する。CPUのアーキテクチャはRaptor Lake(開発コード名)世代で変わりないが、下位モデルはより新しい「Coreプロセッサ(シリーズ1)」を搭載している。

 想定販売価格は、Core 5 120U/16GBメモリ/256GB SSDを備える「dynabook M6/Y」が17万円台半ば、Core i7-1360P/16GBメモリ/512GB SSDを備える「dynabook M7/Y」が18万円台半ばとなる。

オニキスブルー dynabook Mシリーズは、キーボードとプリインストールのOfficeアプリが新しくなったモデルが投入される。ボディーカラーはオニキスブルーだ
キーボード Copilotキー付きになったキーボード

dynabook Sシリーズ(13.3型スタンダードモバイル)

 13.3型クラムシェル式スタンダードモバイル「dynabook Sシリーズ」では、搭載CPUをCore Ultra 120Uに変更した新モデル(dynabook S6/Y)が登場する。メモリは16GB、ストレージは256GBのSSDを備える。想定販売価格は17万円台半ばだ。

オニキスブルー dynabook SシリーズはキーボードとプリインストールのOfficeアプリが新しいモデルが投入される。ボディーカラーはプレミアムシルバーだ
キーボード Copilotキー付きになったキーボード

dynabook K2(デタッチャブル式10.1型2in1)

 デタッチャブル式の10.1型2in1 PC「dynabook K2」は、2024年2月に発売されたモデルに付属するキーボードとプリインストールされるOfficeアプリを変更した構成(dynabook K2/Y)が登場する。想定販売価格は9万円台後半で変わりない。

dynabook K2/Y dynabook K2/Yは、デタッチャブルキーボードのキーが一部変ったこと以外に外観上の変更はない
デタッチャブルキーボード デタッチャブルキーボードはCopilotキー付きに

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年06月21日 更新
  1. 重たいモバイルディスプレイと老眼からの解放! 独自チップを搭載したARグラス「XREAL One」を試す (2025年06月19日)
  2. Microsoftが「Windows Update後にPCが起動できない問題」に声明 PCメーカーと共に対処中 (2025年06月18日)
  3. PCIe 5.0対応の最新SSDに換装! 専用ツールを使えば移行もスムーズ (2025年06月20日)
  4. 10GbE対応ルーターやハブ、無料の管理ツールからOpenWrtベースのWi-Fi 7ルーターまで――「Interop 2025」で最新製品やテクノロジーを見てきた (2025年06月20日)
  5. Dynabookがイベントで「謎の16型ビジネスノートPC」を参考展示 6月中に正式発表予定 (2025年06月19日)
  6. エプソンダイレクトのノートPC「Enderavor NA710E/NA711E」でWindows Update後に起動できなくなる事象 発生したら修理対応に (2025年06月20日)
  7. 富士通/FCCLが「Windows Updateを適用すると起動できない問題」の対象機種を公開 2015〜2016年発表モデルの一部が対象 (2025年06月17日)
  8. マウスコンピューターの一部ノートPCで「Windows Update」を適用すると起動できない事象 一部機種で対策開始 (2025年06月17日)
  9. EIZO、低消費電力を実現したビジネス向け27型4K液晶ディスプレイ (2025年06月20日)
  10. Appleが「スマホソフトウェア競争促進法」に12の提案 iPhoneの安全性はどうなる? (2025年06月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー