日本国内メーカーや外資メーカーにかかわらず、ありがたいことに日本向けのモデルでは日本語キー配列に対応したモデルがほとんどを占めている。しかしながら、どうしても設計が本国主体となると日本語キー配列が少し特殊であったり、記号キーが非常に小さかったりするモデルが見受けられる。
普段使いであればそこまで気になる違いではないのだが、デベロッパーや情シス、はたまた自宅でサーバを運用している“逸般の誤家庭”の方からすると、記号キーを多用する関係上、できれば素直なキー配列のモデルを選びたい。
OmniBook 7 Aero 13-bgはその点を心配する必要はなく、素直な配列でキーピッチも約19mm(縦方向は約18.7mm)、キーストロークは約1.3mmを確保しており、キータイピングのユーザー体験は非常に高い。Pavilion Aero 13も同じく素直だったので、箱を開けるまでは一抹の不安がよぎったが、これなら安心して買い換えできそうだ。
癖のない日本語キー配列は、キータイプのユーザー体験が非常に高い。細かいところだが、電源ボタンがDeleteキーの左隣にあったり、PageUp/Downキーが↑キーの左右にあるのは少し気になるかもしれないキーボードも素晴らしいが、マウスの代わりとなるトラックパッドもサイズが大きめで操作感も良い。出先で利用する場合、ノートPCとは別にマウスを持ち運ぶとなると、荷物がその分増えてしまうため、大きくて操作しやすいトラックパッドが用意されているのはありがたい。
OmniBook 7 Aero 13-bg全モデルに搭載される約500万画素のWebカメラは、全モデル共通でWindows Helloに対応したIRカメラも内蔵している。つまり、Webカメラに追加費用を支払うことなく、パスワードレス認証を利用できるのだ。プライバシーシャッターも用意されているので安心感も高い。
コンシューマーユーザーの間でも、最近ではMicrosoftアカウントのサインインに、Windows Helloを使った生体認証に対応し始めたが、特に企業ユーザーにとってはWindows Hello for Businessを利用できるため、社内PCとして採用すれば、パスワードレス認証を利用したセキュアな運用が可能となる。
また、プリインストールされているPolly Camera Proというアプリを利用すると、背景のぼかしや画像補正に加え、透かしの自動挿入も行える。
こちらの機能に自分の名前と所属や、連絡先などを表示するテンプレートが用意されている。社外の人とWeb会議をする際にわざわざバーチャル背景を作らなくても良い点は、従業員の利便性向上につながる。
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