Ryzen 9 9955HX3D&RTX 5070 Ti LPを搭載する「ROG Strix G16(2025)G614」を試す 重量級ゲームも余裕で動かす“新・標準機”の実力ゲーミングノートPC ナビ(3/3 ページ)

» 2025年06月17日 12時00分 公開
[迎悟ITmedia]
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ライティングなどカスタマイズ機能も豊富

 最後にチェックしたいのが、ROG Strix G16(2025)G614のカスタマイズ機能だ。

 キーバックライトなどのRGBイルミネーションは発光パターンや発光色をカスタマイズして使いたいという人は多い。

 筆者もPCのイルミネーションに凝っていた時期があり、以前光り物のPCパーツにハマっていた頃は「青系の色が好きなので、イルミネーションは青系を中心としたカラーで光らせたい」や「部屋の模様替えをしたので、家具の色にあわせて暖色に光らせたい」といったカスタマイズを行っていた。

 ROG Strix G16(2025)G614ではこうしたカスタマイズはプリインストールされているユーティリティー「Armoury Crate」から行うことができる。

photo RGBイルミネーションはArmoury Crateから、発光パターンや色を変更できる

 Armoury Crateではキーボードバックライトや、ボディー前面のイルミネーションの発光パターンや発光カラーのカスタマイズの他、ASUSのRGBイルミネーション機能である「Aura Sync」に対応した周辺機器のイルミネーションの設定を変更可能だ。

 またイルミネーションのカスタマイズ以外に、現在のCPU動作クロックやメモリ使用量を一目で確認できるダッシュボード機能や、動作モードをパフォーマンス重視や静音重視に切り替えることができる。

photo システム情報を一目で把握できるダッシュボード機能もある

 またGPUパフォーマンスを追求した「Ultimate」など、いくつかのプロファイルから選択、変更することも可能になっている。

 これらのイルミネーションやパフォーマンス設定は「シナリオプロファイル」として保存することもできるため、日常的なPC操作時とゲームプレイ時とで、設定をまとめて切り替えることも可能だ。

photo GPUパフォーマンスを変更する機能もあるため、より性能を求める場合はUltimateを選択してみるといいだろう
photo 使用シーンに応じ、パフォーマンス設定やイルミネーションを一括変更できる機能もある

 このあたりは実際に使いながら「好み」を見つけ、使用シーンに応じたプロファイルを上手に切り替えていけるようにすると、よりROG Strix G16(2025)G614の使用感が高まるだろう。

ROG Strix G16(2025)G614は「2025年のPCゲームの標準機」

 ゲーミングノートPCに求めるのは、どれだけゲームが快適に動くかだ。

 最も性能が高いモデルを買えば性能が不足することはなく、どんなゲームでも快適に動くのだが、その分だけ価格は高くなってしまう。

 それで言うとROG Strix G16(2025)G614は、販売されているゲーミングノートPCとしては「最新だけど最上位のGPUを搭載していない分安い」「最上位でないが、話題のゲームや重量級のゲームを遊ぶには十分な性能を持っている」と、今選ぶゲーミングノートPCとして、標準機になり得るパッケージングの1台といえるだろう。

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