GoogleがオープンソースのAIエージェント「Gemini CLI」発表/Windows 10のウイルス対策「Microsoft Defender」は2028年10月まで提供週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)

» 2025年06月29日 06時00分 公開
[山本竜也ITmedia]
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Googleが「Chrome 138」を公開 AI用APIを導入

 Googleは6月24日、デスクトップ向けChromeブラウザの安定チャネルをアップデートした。WindowsおよびmacOS向けに「138.0.7204.49」「138.0.7204.50」、Linux向けに「138.0.7204.49」を展開している。

photo Googleがデスクトップ版Chromeブラウザの最新版をリリースした

 本バージョンでは、大規模言語モデル(LLM)を利用して文章の翻訳や要約を行えるAPIが導入されている。導入されたAPIは以下の3つだ。

  • Translator API:Webページに言語翻訳機能を提供するJavaScript API
  • Language Detector API:テキストの言語を検出するためのJavaScript API
  • Summarizer API:AI言語モデルを活用し、入力テキストの要約を生成するJavaScript API

また、このアップデートには脆弱(ぜいじゃく)性への対処を含む11件のセキュリティ修正が含まれており、CVE番号が公開されているのは以下の3件となる。カッコ内は深刻度だ。

  • CVE-2025-6555: Use after free in Animation(Medium)
  • CVE-2025-6556: Insufficient policy enforcement in Loader(Low)
  • CVE-2025-6557: Insufficient data validation in DevTools(Low)

Rapidusがシーメンスと協業 2nm以降の半導体設計/製造に向けて

 Rapidusは6月23日、シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア(シーメンス)と2nm世代以降の半導体設計/製造プロセスにおける戦略的コラボレーションを締結したと発表した。

photo Rapidusがシーメンスと2nm半導体設計に向けた戦略的コラボレーションを発表した

 シーメンスは、業界標準の半導体設計検証ソリューション「Calibre」プラットフォームを提供しているが、協業では、Calibreを基盤としたPDK(Process Design Kit)の共同開発を行い、設計/検証のエコシステムを構築する。RapidusのMFD(Manufacturing For Design:設計のための製造)コンセプトの具現化を目指し、製造初期段階から高い歩留まりと短TAT(Turn Around Time)を実現するという。

 Rapidusはこの取り組みにより、設計から製造まで国内完結できる体制を整え、設計データのセキュア管理、製造トレーサビリティーの確保、情報漏えいリスク低減など、サプライチェーンの信頼性強化を進める。

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