さて、話を戻しまして。本機の外観などをチェックしていきましょう。基本的にはイマドキのタブレット上位機らしい、幅が一定のベゼルと、キレイな仕上げの側面と背面に囲まれています。
横持ち時には、左手側に指紋センサー入りのスリープボタンとボリュームボタンがあります。
縦持ち時には右手側にスイッチ類が来ます。大型モデルのアスペクト比である16:10を縦で使うには長すぎる気がするので、横向き主体の端末と理解するのが良さそうです。一方で中型モデルのTab S10 FEは、同じアスペクト比でも縦持ち時に受け入れやすい印象でした。
純正オプションには3種類のブックカバーがあります
下の写真はBook Cover Keyboardで、国内に提供されるキーボードはいずれもUS配列になります。
先に書いた、使い勝手のよいキックスタンドはこのBook Cover Keyboardに含まれますが、3万6850円となかなかのお値段(Tab S10 FE用の同製品は2万8380円)で、特にFEシリーズのようなコスト感を重視する製品を買うにあたって、簡単には納得しづらいのが惜しいところです。
一般的なアプリを使ったときの使用感もザッと書いておきます。
基本的には、自分が重用しているTab S8+と似たサクサク感です。Tab S8+はバッテリー持続時間に余裕がないためにパフォーマンスを絞っているのか、時折もたつくような場面もあり、本機はそういうこともなく安定しているように見えました。
スピーカー音質もナイスです。タブレット端末の動画視聴は鉄板用途なので、多少廉価寄りにするからといって、そこをケチるのはやめようという判断があるのかもしれません。
他に印象的なのは、バッテリー持続時間でした。動画再生時のバッテリー持続時間の仕様においても
と、大きく差がついています。現行上位モデルよりもバッテリー持ちが良いわけで、長時間動画を流したり、充電しないまま長く使ったりするような用途にも適していそうです。
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