「Galaxy Tab S10 FE+」はお絵描き用Androidタブレットの最適解となるか? プロ絵師がガッツリ試したよある日のペン・ボード・ガジェット(3/5 ページ)

» 2025年06月30日 12時00分 公開
[refeiaITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

付属のSペンをチェック

 さて、やっと本題です。ペンをチェックしていきましょう。本機には「Sペン」が付属しており、ワコムの電磁気センサー方式を採用しています。

Galaxy Tab S10 FE+ 日本サムスン Samsung タブレット Sペン イラスト Android サイドボタンは1つあります

 本機のSペンはBluetoothでリモコン的に使える機能が削除され、普通のバッテリーレスのペンになりました。側面だけでなく、従来は充電機構があった背面にも装着できます。

Galaxy Tab S10 FE+ 日本サムスン Samsung タブレット Sペン イラスト Android 従来は、背面に装着すると充電とBluetoothペアリングが動作していましたが、今は磁気吸着するだけです

 タブレット端末の筆圧ペンは、タッチセンサーを流用してコストを節約できる静電気センサー方式を採用する端末がほとんどですが、イラストをちゃんと描こうとすると不満が残る場合が多いです。ここが、ワコムの電磁気センサーを内蔵したGalaxy Tab Sシリーズがイラスト用途において他の製品から抜きん出たポイントです。

 また、手持ちのペンの中ではTab S8+付属ペンだけでなく、旧「Wacom One 13」用のペンと、現行「Wacom One 液晶ペンタブレット」用のペンで描くこともできました。

Galaxy Tab S10 FE+ 日本サムスン Samsung タブレット Sペン イラスト Android 左から付属のペン、Tab S8+のペン、旧One液タブのペン、現行One液タブのペンです

液タブ級のペン性能

 ペンの性能も一通りチェックしました。もう問題ない点は細かく書きませんが、ジッターは問題なし、遅延も問題なし、かなり強い筆圧まで反応でき、軽い筆圧にもよく反応していました。

 このタイプのペンは、昔はもう少し軽い筆圧に唐突感があったと記憶していますが、今回はプロペン2のデフォルト設定ぐらいの軽い筆圧でも反応してくれて、意外と自然に濃さを調節しながら描けます。

Galaxy Tab S10 FE+ 日本サムスン Samsung タブレット Sペン イラスト Android 同じ設定のブラシのまま、無理ない力のかけかたの範囲で薄くも濃くも塗ることができます

 パームリジェクションも良好で、手の側面をべたっと置くときによく除外してくれるだけでなく、ペンのホバー中に除外する処理も効果的に働いており、描き始めるときにペン先から手を入れる癖をつけていればまず誤爆することはないです。

Galaxy Tab S10 FE+ 日本サムスン Samsung タブレット Sペン イラスト Android ペンが画面の一定距離内にあれば、小指の角を当てるようなわざと誤爆を誘う動きをしてもちゃんと除外してくれます

 また、ペン先が非常に細いため細かい部分が描きやすく、シャープペンシルで書く細かい文字のような、デジタルペンで苦労しやすい使い方にも容易に対応できます。

Galaxy Tab S10 FE+ 日本サムスン Samsung タブレット Sペン イラスト Android 手指がデカイわけではなく、文字を小さく書いています

サポート対象外ながらも頼もしいWacom Oneペン

 先述のWacom One 液晶ペンタブレット用のペンについては、サムスン電子ジャパンとしては使えると言っていないので自己責任になりますが、自分も含めて、持ちやすく描きやすいペンとして利用している人も少なからずいるようです。

Galaxy Tab S10 FE+ 日本サムスン Samsung タブレット Sペン イラスト Android こちらはWacom One 液晶ペンタブレット用のペン

 付属のペンと比べると、筆圧レスポンスが若干変わるのでブラシの濃さを変える必要はあるものの、描きやすいだけでなく実売4000円前後という安価で、リアキャップが付属しないバリエーションはさらに安く買えてしまいます。ペンを落として壊したりなくしがちな人は特にうれしいかもしれません。

Galaxy Tab S10 FE+ 日本サムスン Samsung タブレット Sペン イラスト Android 買うときはここまでケチらなくていいとは思いますが、キャップが付属しないこの状態だと実売3000円前後です

 ところで、手元のiPad Proがそろそろ買い換え時期かな、という状況なのですが…… 対応するApple Pencilのモデルも変わるため買い換える必要があり、Apple Pencil Proは2万円以上もします。今回のような完成度の高いペンが安価に利用できることを知っているせいで、iPad購入検討の手が止まってしまうのです。悩ましいものですね……。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  3. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  4. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  5. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  6. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  7. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  8. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  9. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  10. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年