アプリについても見ていこう。ブラウジングに関しては動作もスムーズで、利用には何の支障もない。タッチで操作するとなると手が届く距離にいなくてはならないため、画面がかなり近くなり、相対的に大きすぎるように感じるのが気になるくらいだ。
より快適に利用したければ、マウスを用意した方がいいだろう。
動画鑑賞はどうだろうか。YouTubeは特に支障なく利用でき、Google TV経由でインストールしたAmazon Prime Videoも問題なく動作した。スピーカーの配置が背面ということで、音が背後に抜けるのは、人によっては気になるかもしれない。
一方で外部ストレージから読み込んだフルHD動画は、冒頭すぐのところでフリーズしてしまい、その後の再生が行えなかった。ハードウェアの性能が追いついていないと見てよいだろう。
電子書籍ユースも、もちろんこなせる。特に雑誌のように判型が大きいコンテンツを表示するにはベターな選択だろう。さすがに本体ごと手に持っての読書には向かないが、普段から読書時もスタンドに立て、ページをめくる時だけ手を伸ばして操作しているようならば、違和感は少ないはずだ。
TV電話については、プリインストールされているGoogle Meetを試してみた限りでは、問題なく利用できる。ただしカメラの解像度がそれほど高くない(プレスリリースでは約500万画素とされている)ため、人物よりもダミー背景の方が高解像度で表示されてしまうのは困りものだ。それ以外は文句がないだけに残念なところではある。
ゲーム関連は直接試してはいないが、ベンチマークアプリにおける3D CGがコマ落ちどころか紙芝居レベルになってしまう点からして、軽いブラウザゲーム程度しかできないのは明白だ。以下、複数のベンチマークアプリのスコアを掲載するので、前述の「Octane 2.0」の結果と併せて見てほしい。
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