新時代の一体型デスクトップか? 24.5型の大画面Androidデバイス「KTC MegPad A25Q5」を試すモバイルディスプレイの道(5/5 ページ)

» 2025年08月13日 15時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

そこそこ使えてリーズナブルだが「盛りすぎ」感も

 以上ざっと見てきたが、かつての液晶一体型PCのコンセプトを、近年のトレンドに合わせて再構築したかのような製品だ。直接的な比較対象がないだけに価格はピンと来ないが、一般的な13型前後のタブレットには10万円オーバーの製品も少なくないことを考えると、実売6万円台、セールでは5万円台という価格は、十分にリーズナブルな印象だ。

 実際、タブレットを所有していても、外出先に持ち歩く機会は皆無という人は少なくないはずで、そういった人に本製品がフィットする可能性は高い。むしろタブレットの延長ではなく、動画配信サービス対応のTVにアプリをインストールできる汎用(はんよう)性を持たせた多機能製品と考えた方が、本製品の特性を把握しやすいかもしれない。

 その一方、導入をためらう要素はところどころにある。プレスリリースにはカナ遣いがバグったかのような日本語の紹介文が掲載されている他、製品の紹介文でも「通勤・通学の電車内で片手に持ってニュースをチェック」「鞄に入れて保護も万全」と、およそ運用が難しいアピールが並ぶ。サイズ違いの他モデルと紹介文を兼用しているわけでもなく、「どこまで本気なの?」と突っ込んでしまいたくなるほどだ。

KTC MegPad A25Q5 KTC科技日本 スマートモニター 24.5インチ ディスプレイ 移動 プレスリリースには、推敲されていなさそうな日本語の文章がそのまま掲載されているのが気になる
KTC MegPad A25Q5 KTC科技日本 スマートモニター 24.5インチ ディスプレイ 移動 こちらはAmazonの製品ページ。「片手で持ちながらニュースを読んだり」といった、実際の運用ではあり得ない使い方に加え、マニュアルでは言及のない「VESA規格の壁掛けブラケット」の存在が示唆されていたりする。ちなみに、パネルタイプはIPSとあるがマニュアルではVAだったり、カメラの画素数も違っていたりと首をかしげる箇所が気になる

 いずれにせよ、リーズナブルでそこそこ使える製品でありながら、製品ページなどで機能や性能を全体的に盛り過ぎていたり、必要と考えられる注釈がなかったり、スペックに不正確な箇所があったりと、ユーザーに怪しい製品との印象を与えかねない部分があるのはもったいない。日本専用の窓口があるのは頼もしいが、製品ページなどでのユーザーに不信感を抱かせない正確な説明こそが、日本国内の展開にあたってはより求められていると言えそうだ。

前のページへ 1|2|3|4|5       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月27日 更新
  1. エアコンがない部屋を冷やせる「Dreemstar 冷風扇」がセールで50%オフの9980円に (2026年07月23日)
  2. 64GBメモリ/2TBストレージ/Ryzen AI Max+ 395搭載のハイエンドミニPC「MINISFORUM MS-S1 MAX」がタイムセールで27%オフの43万2799円に (2026年07月25日)
  3. NVIDIAが次世代AI超解像技術「DLSS 5」の今秋投入を明らかに/MicrosoftとMistralが欧州におけるAI演算能力の拡大で戦略的提携を発表 (2026年07月26日)
  4. 高価なグラフィックスカードを守る「過熱保護ケーブル」に注目! 夏を乗り切るNoctua製簡易水冷も販路拡大で続々入荷 (2026年07月25日)
  5. プラネックス、10GbE接続に対応した5ポート搭載アンマネージドスイッチ (2026年07月24日)
  6. 実売2万円切りで実働10日間のバッテリー駆動! 「Amazfit Bip Max」は初めてのスマートウォッチに最適か (2026年07月24日)
  7. 東レの最新カーボン技術で約999gと長時間バッテリーを両立させた“法人向けLAVIE”が登場 ブランド統一の背景とは (2026年07月23日)
  8. Arm版Windows 11は“普通”に使えるのか? 「FMV UQ-L1」で試して分かった快適さと“鬼門” (2026年07月22日)
  9. Windows 11 バージョン 24H2/25H2搭載のデル製PCに6月のプレビュー更新を適用するとパフォーマンス低下の恐れ 「帯域外更新」で対処 (2026年07月23日)
  10. 「Windows 10 October 2018 Update」の再配信でMicrosoftが失ったもの (2018年12月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー