まずは、ScanSnap Homeに新しく追加された「クイックメニュー」を使ってみた。これは、スキャンしてから保存場所や連携先アプリを選べるというものだ。スキャンしたのは、製品登録時などに必要になるであろうシリアルナンバーが貼り付けられた書類だ。
原稿をセットしてから、タッチパネルで「クイックメニュー」が選択されていることを確認し、[Scan]ボタンを押すと、クイックメニューでスキャンできる。「スキャンしたものをどこに保存すればいいんだっけ?」とすぐに思い出せない場合などに、取りあえずスキャンするのに便利だスキャンが終わると、以下のように保存場所や連携先として選べるアプリが表示される。保存するだけであれば、「コンピュータに保存」のリストから保存先をエクスプローラーで指定する。連携したい場合は、スキャンしたファイルをドラッグ・アンド・ドロップで行えるので、こちらも操作が難しくない。
ScanSnap Cloudを利用しているのであれば、サインイン後に「ScanSnap Cloudに送る」というアイコンが表示される。これを選択してからスキャンすると、「文書」「名刺」「レシート」「写真」をスキャン後に自動判別し、ユーザーが設定したアプリへと送られる。
例えば、筆者の場合は文書ならEvernote、名刺ならEight、レシートならGoogleドライブ、写真ならGoogleフォトという具合だ。
なお、さまざまなサイズの原稿を自動給紙によりスキャンしても、iX2500では自動的にサイズと上下を判別して適切に読み込める。例えば、下の写真のようにサイズも上下も縦横もバラバラな原稿を原稿台にセットしても、正しいスキャン結果を得られる。
A4用紙に紛れて小さいサイズの原稿をセットしたが、余白のない、小さいサイズとしてスキャンされた。また、上下を逆さまにしたものは正位置に、横向きにセットした原稿は90度回転させた正しい位置に修正されていた名刺を大量にスキャンする場合は「名刺・レシートガイド」を取り付けておくと良い。取り付け、取り外しが以前のものと比べて簡単であるし、付けたままでも給紙カバーを閉じられるので、A4用紙など一般的な書類を51枚以上スキャンすることがないのであれば、付けっばなしでも良さそうだ。
実をいうと、「はぁ、またスキャン種別ごとに保存先を設定していかないといけないのか。面倒くさいなぁ」と思っていたのだが、ユーザーアカウントに紐づけられているScanSnap Cloudの設定をそのまま使えたので、杞憂であった。
プロファイルの追加も行ってみた。これは、確定申告シーズンに教わった技であるが、レシートを一カ所にまとめておくと後々の作業が楽になるので、あらかじめまとめるためのフォルダを作成し、それを保存先としてプロファイル設定してみた。
それでは作成したプロファイルでスキャンしてみよう。プロファイルアイコンをScanSnap HomeまたはiX2500のタッチパネルで選んでから[Scan]ボタンを押してスキャンする。
これで、スキャンしたものが全て「レシート」フォルダに保存される。
保存先フォルダにはUSBフラッシュメモリドライブ等も設定できるので、人に渡すデータを大量にスキャンする場合なども重宝する。
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