マウスの新型ミニタワーシャシーにも注目! 20コアCPU×RTX 5070 Ti搭載の「DAIV KM-I7G7T」を試す(3/3 ページ)

» 2025年09月05日 15時00分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]
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最新世代のタワー型ならではのハイパフォーマンス

 ベンチマークテストのスコアをチェックしてみよう。比較対象として先日レビューしたマウスコンピューターの水冷ノートPC「G TUNE H6-I9G90BK-C」のスコアも掲載している。

 CPUの性能をストレートに反映するCINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のCPUスコアは1446ptsだった。24コア24スレッドのCore Ultra 9 275HXを搭載する比較対象には譲るが、CPUの性能はしっかり発揮できている。

 基本性能のPCMark 10では比較対象とほぼ互角だった。3DMarkなどの3D描画性能、画像生成やLLMを使った生成AIテストなど、GPUに高負荷がかかる処理では、軒並み比較対象を上回るハイスコアをマークしている。

 比較対象はNVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPUを搭載している上に水冷で強力に冷却しており、ノートPCトップクラスの中でもさらに良い部類の製品だが、やはり放熱性能に余裕があるタワー型デスクトップPCのアドバンテージが生きている格好だ。クリエイティブはもちろん、ゲームやビジネスも含めて、パフォーマンス面は文句なしといえる。

photo CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコア比較
photo PCMark 10のスコア比較
photo 3DMarkのスコア比較
photo UL Procyon Benchmark Suites/AI Image Generation Benchmark-Stable Diffusion 1.5(FP16、512×512)AI Generationのスコア比較
photo UL Procyon Benchmark Suites/AI Text Generation Benchmarkのスコア比較
photo UL Procyon Benchmark Suites/Video Editingのスコア
photo Blender Benchmark(GPU)のスコア
photo モンスターハンターワイルズベンチマーク(3840×2160、ウルトラ、レイトレーシング高、フレーム生成無効)
photo モンスターハンターワイルズベンチマーク(3840×2160、ウルトラ、レイトレーシング高、フレーム生成有効)

高いクオリティーと小型化を両立したクリエイティブマシン

 直販サイトでの販売価格は40万9800円だ。高価ではあるが、最新構成ならではの高いクリエイティブパフォーマンスに加えて、新型のミニタワー型シャシーは、フルタワー型と同様に高い冷却性能やメンテナンス性を備えており、高負荷での長時間運用にも不安ない仕上がりだ。

 クリエイティブのプロフェッショナルやハイアマチュアはパフォーマンスの要求が高いだけでなく、高負荷状態での使用時間も自然と長くなるだけに、こうした部分は見逃せない要素だ。クリエイティブに本格的に取り組むユーザーにとっては、対価に見合う価値がしっかりある製品だ。

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