ベンチマークテストのスコアをチェックしてみよう。比較対象として先日レビューしたマウスコンピューターの水冷ノートPC「G TUNE H6-I9G90BK-C」のスコアも掲載している。
CPUの性能をストレートに反映するCINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のCPUスコアは1446ptsだった。24コア24スレッドのCore Ultra 9 275HXを搭載する比較対象には譲るが、CPUの性能はしっかり発揮できている。
基本性能のPCMark 10では比較対象とほぼ互角だった。3DMarkなどの3D描画性能、画像生成やLLMを使った生成AIテストなど、GPUに高負荷がかかる処理では、軒並み比較対象を上回るハイスコアをマークしている。
比較対象はNVIDIA GeForce RTX 5090 Laptop GPUを搭載している上に水冷で強力に冷却しており、ノートPCトップクラスの中でもさらに良い部類の製品だが、やはり放熱性能に余裕があるタワー型デスクトップPCのアドバンテージが生きている格好だ。クリエイティブはもちろん、ゲームやビジネスも含めて、パフォーマンス面は文句なしといえる。
UL Procyon Benchmark Suites/AI Image Generation Benchmark-Stable Diffusion 1.5(FP16、512×512)AI Generationのスコア比較直販サイトでの販売価格は40万9800円だ。高価ではあるが、最新構成ならではの高いクリエイティブパフォーマンスに加えて、新型のミニタワー型シャシーは、フルタワー型と同様に高い冷却性能やメンテナンス性を備えており、高負荷での長時間運用にも不安ない仕上がりだ。
クリエイティブのプロフェッショナルやハイアマチュアはパフォーマンスの要求が高いだけでなく、高負荷状態での使用時間も自然と長くなるだけに、こうした部分は見逃せない要素だ。クリエイティブに本格的に取り組むユーザーにとっては、対価に見合う価値がしっかりある製品だ。
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