今回試したのは、Windows Helloに必要な指紋認証センサーもWebカメラもないポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER 2」だ。単体では、サインインオプション内にある「指紋認証(Windows Hello)」が「このオプションは現在利用できません」と表示される。
しかし、本製品をつなぐと「指紋スキャナーを使ってサインインする(推奨)」と、表示が切り替わる。
400-FPRD3をつなぐことで、指紋認証でのログインが可能になる。なお、認識していない場合は、400-FPRD3のケーブルがしっかり本体に差してあるかをチェックしよう。カチッとロックされていればOKだ後は、その項目を開いて「指紋を使用してWindows、アプリ、サービスにサインインする」の「セットアップ」をクリックして指紋を登録していくだけだ。
これで、再起動時に指紋認証によるログインができるようになっているのだろうか。試してみよう。
また、指を載せる角度を変えても問題なく指紋を読み取りログインすることができた。椅子に腰掛ける間もなく、急いでPCを立ち上げたい場合などに便利なのではないかと感じた。
指紋認証の速度は驚くほど速く、他の指紋認証センサー搭載PCで常に手間取っていることを考えると、むしろ本製品を利用した方が良いのではないかと思うほどだ。
というのも、筆者が普段利用しているのは、今回検証に使ったONEXPLAYER 2と同じタイプの「ONEXPLAYER X1 Mini」であり、タブレット状の本体上部に指紋認証センサー兼用の電源ボタンがある。
ノートPCであれば、手を置いたキーボードと同じ面に指紋認証センサーのあるタイプが多いので楽にログインできるが、ONEXPLAYER X1 Miniで手を伸ばして正確に指を載せるのは、結構至難の業だ。
それならば本製品を机の上に置いておいて、自然な姿勢で指紋を読ませる方が楽ではなかろうか。しかも高精度で高速だ。
400-FPRD3は、ハブやドッキングステーションを間に挟んでも同様に使うことができる。先ほどのONEXPLAYER 2に一般的なUSB Type-Cドッキングステーションを取り付けて指紋の登録やログインなどを試すことにする。
この場合でも問題なく指紋認証でログインできた。
ONEXPLAYER 2のUSB Type-C端子に差した一般的なUSB Type-Cタイプのドッキングステーション(「RayCue 128K Pocket- Portable Hub」)を間に挟んで試したところ、問題なく認証できたなお、指紋認証センサーを搭載しているPCで使いたい場合は、専用ドライバをインストールしておこう。これにより、PC本体の指紋認証センサーではなく、400-FPRD3による指紋の登録とWindows Helloを使えるようになる。
400-FPRD3では10件の指紋を登録できるので、家族やチームメンバーでPCを共用している場合などでも便利に使えそうだ。また、ケーブルが1.5mと長めなので、足元に置いたデスクトップPCのログインにも使えるだろう。
指紋認証センサーを搭載していないPCユーザーであれば、9980円という投資が無駄ではないと感じるに違いない。
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