さて、前述したようにVITURE Luma Ultraはハンドトラッキングも可能です。しかし、現時点においては周辺機器「VITURE Pro ネックバンド」と接続した状態でなければ6DoF+ハンドトラッキングが使えません。
6DoF&ハンドトラッキング用のカメラはVITURE Luma Ultra側に備わっているので、アプリの開発が進めば普通のスマートフォンやPCと接続している時でも使えるようになるかもしれません。ここは今後に期待といったところですね。
ハンドトラッキングの精度やスピードは及第点です。周囲の光が影響しているのか、使用する場所によってトラッキングが飛ぶことがありましたが、こちらもアプリの開発状況次第で改良が進むとみました。
本体にはせっかくハンズフリー動画が撮れそうなセンターカメラを備えているので、こちらの画質もチェックしてみました。明暗差が著しい場所だと白飛び/黒潰れが多く、残念ながらダイナミックレンジは低めでブレ補正もないようです。ただ、これは他社のスマートグラスも同じことです。AIを用いた文字認識/オブジェクト認識用としては、十分な性能があるとも考えられます。
VITUREの6DoF搭載スマートグラスとして初物となるVITURE Luma Ultraのポテンシャルは極めて高いと感じますが、それを使えるアプリはまだ少数です。VITURE Proネックバンド向けに、ハンドトラッキングで遊ぶ“3D版アングリーバード”のようなゲームと、インタラクティブな太陽系の恒星/惑星辞典アプリが用意されているのみで、これから世に価値を問うていくデバイスといえます。
また、2026年1月には視野角が58度と広いハイエンドモデル「VITURE Beast」の発売も予定されています。
その気になれば誰でも新興デバイスを購入できる時代ですが、Apple Vision Proなどの事例を考えると、購入後すぐに活用できるユースケースが用意されていないと、ネガティブな印象が広がることがあるでしょう。
VITUREには世界各国の開発者コミュニティーと連携し、VITURE Luma Ultraの魅力を体験しやすい環境作りを頑張って欲しいと感じます。
(製品協力:VITURE Inc.)
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