FMVにAI機能を強化した2026年春モデル FCCL初となる「Snapdragon」搭載モバイルノートPCも(1/3 ページ)

» 2026年01月13日 11時00分 公開
[井上翔,ITmedia]

 富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は1月13日、個人向けPC「FMV」の2026年春モデルを発表した。新モデルは1月中旬から順次発売する予定で、直販サイト(富士通 WEB MART)限定のカスタマイズ(CTO)モデルは1月13日から受注を開始する。

新モデル FMVの2026年春モデル

2026年春モデル共通の特徴

 FMVの2026年モデルでは、「FMV AI」を掲げてAI(人工知能)を活用した新アプリを幾つか搭載している。FMV AIは「人に寄り添うAI」というビジョンを掲げ、日本のユーザーニーズを踏まえて機能実装しているという。

FMV AI FMV AIは、日本ユーザーに特化したAI機能を志向している
FMV AIの目指すところ FMV AIでは、ユーザーの「生活を支え、変える」機能の実装を重視したとい

 「Reclip(リクリップ)」は、スマートフォンに保存してある写真や動画をバックアップして整理/検索できるアプリだ。写真の取り込みは「FMV Shar Drop」という仕組みでスマホ側にアプリをインストールせずに行えるようになっている。取り込んだ写真/動画は、プリインストールされた「PowerDirector for FMV」(CyberLink製)を使って簡単に編集/共有可能だ。

簡単に取り込める Reclipは、同じくプリインストールされたPowerDirector for FMVとシームレスに連携できるようになっている

 「FMV AI Mate」は、PCの困りごとやトラブルをAIが回答してくれるという特化型エージェントアプリだ。回答はFCCLのサポートサイトにあるナレッジをベースとしており、機能は順次アップデートしていくという。

FMV AI Mate FMV AI MateはFMV(PC)を使っていて分からない/困ったことを日本語で聞くと、日本語で回答してくれる。動作はオンデバイス/クラウドのハイブリッド形式のようで、回答はサポートサイトにあるナレッジをベースにしている

 「FMV AI Plus+」は、プライベートはもちろんビジネスでも使えるという月額制の有料AIサービスで、AIサービスの利用に不慣れな人をターゲットとしている。利用するにはFCCLの「My Cloudアカウント」が必要で、料金は以下の通りとなる。

  • 通常:月額1980円
  • FMV Premiumサービス契約者:月額1100円(Premiumサービスの月額/年額料金は別途)

 なお、本サービスについては過去モデルでも利用可能だ。

FMV AI Plus FMV AI Plus+は、各種AIサービスに“不慣れ”な人に向けたAIサービスだ

14型軽量モバイルノートPCの新モデル

 14型軽量モバイルノートPC「FMV Note U」には、Copilot+ PC準拠の新モデルが2製品登場する。なお、2025年春モデル(Core Ultra 7 258Vモデル)と2025年秋冬モデル(Core Ultra 155H/255Uモデル)は新モデルと併売される。

FMV UQ-L1:FCCL初の「Snapdragonモデル」(1月下旬発売予定)

 「FMV UQ-L1」は、FCCLとしては初めてQualcomm製SoC「Snapdragon X」を搭載したモデルだ。ボディーカラーはピクトブラックとシルバーホワイトの2種類で、本モデルをベースとするカスタマイズモデル「FMV WU6-L1」は、14型ノートPCとしては世界最軽量(FCCL調べ)の約634gの「FMV Zero」として登場する(※1)。1月下旬の発売を予定しており、UQ-L1の想定価格は22万円弱となる。

(※1)ストレージを512GBまたは1TBのSSDとした場合の標準重量。なお、WU6-L1はバッテリー容量が約半分(63Wh→31Wh)で、ボディーカラーはピクトブラックのみ、USB Type-C端子がUSB 3.2 Gen 2規格となるなど、UQ-L1と仕様が異なる

FMV UQ-L1 FCCL初の「Snapdragonモデル」となるFMV UQ-L1は、ピクトブラックとシルバーホワイトの2色から選べる

 SoCに「Snapdragon X X1-26-100」(8コアCPU+45TOPS NPU)を搭載し、メモリは16GB(LPDDR5X-8448:増設/換装不可)、ストレージはPCI Express 4.0接続の512GB SSDを備える。

 ディスプレイは1920×1200ピクセル解像度の14型液晶で、可変リフレッシュレート対応することでバッテリー駆動時間を延ばしている。Webカメラは約207万画素だ。電源ボタンと一体の指紋センサーも備えている。

 ポート類は左側面にUSB4端子×2、USB 3.2 Gen 1(USB 5Gbps)端子、イヤフォン/マイク端子、 Standard-A端子を、右側面にmicroSDメモリーカードスロット、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子、HDMI出力と有線LAN(1000BASE-T)端子を備える。USB4端子は電源入力と映像出力を兼ねている。ワイヤレス通信はWi-Fi 7(最大5.76Gbps)とBluetoothに対応している。

 公称のバッテリー駆動時間はアイドル時が約41時間、動画再生時が約26時間となる。本体サイズは約308.8(幅)×209(奥行き)×16.3〜17.8(厚さ)mmで、重量はピクトブラック構成は約876g、シルバーホワイト構成は約886gとなる。

主な特徴 FMV UQ-L1の主な特徴

FMV U59-L1:タッチ対応でも1kg切り(2月中旬発売予定)

 「FMV U59-L1」は、2025年春モデルのスペックを若干抑えた上で、新たにタッチ操作対応液晶パネルを搭載することでより広範なユーザーに使いやすくしたものだ。2月中旬の発売を予定しており、想定価格は24万円強となる。

 なお、FMV Note UのCore Ultra 200Vプロセッサ搭載構成のCTOモデルは、2025年春モデルベースから本モデルベースの「FMV WU1-L1」に切り替わる。

FMV U59-L1 FMV U59-L1は、2025年春モデルとパッと見で同じように思えるが、液晶ディスプレイがタッチ対応になった

 CPUが「Core Ultra 5 226V」になり、液晶パネルがタッチ対応になったこと以外の基本仕様は2025年春モデルを引き継いでいる。なお、重量は約908gだ。

主な特徴 FMV U59-L1,FMV U59-L1の主な特徴。なお、WU1-L1には「タッチ非対応液晶」や「Core Ultra 7 256V/258V」も用意されているので、CTOによって2025年春モデル相当の構成にすることも可能だ
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