さて本稿では、前回の11型モデルのレビューでは深掘りできなかった2つの機能についてチェックしていこう。
まず1つは、内蔵の温度センサーを使っての家電製品の連携だ。
本製品は温度センサーを内蔵しており、アプリから室温を参照できるのに加え、これをトリガーとして家電製品の自動運転が行える。温度が一定以下に下がったらエアコンを暖房モードでオンにするといった具合だ。実際に設定を行ってみよう。
利用にあたっては、本製品に加えて、エアコンに赤外線信号を送信するためのスマートリモコンが別途必要になる。今回は「Nature Remo mini」(以下Nature Remo)を使用した。事前準備としてNature Remoでエアコンのリモコン信号を学習し、さらにAlexaに連携させておく。
続いてAlexaアプリの「定型アクション」で、エアコンをオンにするための温度の条件を設定する。前述のスマートリモコンがきちんとAlexaと連携できていれば、操作可能なスマートホームの選択肢にエアコンが表示されるので、それを選択し、温度条件を指定して保存すれば完了だ。
後は実際に温度センサーが指定未満の温度を検知すると、自動的にエアコンが運転を始める仕組みだ。またエアコンの操作と並行して、アプリで通知を飛ばすなど、定期アクション上でさまざまなアクションを同時に実行することも可能だ。
スマホアプリの温度表示画面。下段にある「定型アクションを作成」をタップ(左)。定型アクションの作成画面が表示された。まずは「実行条件を追加」をタップする(中央)。「スマートホーム」をタップし、次の画面で本製品を選ぶ(右)
本製品で利用できるセンサーは「温度」と「人検知」。ここでは「温度」をタップ(左)。実行条件を「設定温度以下」とし、温度をスライダーで設定する(中央)。続いて「アクションを追加」をタップしてエアコンの設定を行う(右)
「スマートホーム」の中に連携済みのエアコンがあるのでタップする(左)。電源を「オン」、さらに温度を設定する。これらの画面は機器によっても異なる(中央)。室温が指定以下になるとエアコンが動作するように設定できた。「保存」を押せば完了だ(右)以上のように設定自体は非常にスムーズなのだが、本製品の温度センサーは温度変化を検知するまでに時間がかかる他、定型アクションも即実行されるわけではなく、実際に使うとイライラさせられる。スマホの設定画面上では温度条件を満たしているのに、アクションが実行されないこともしばしばだ。
エアコンのオン/オフは照明の点灯などと違って一刻を争うものではなく、それほど大きな問題ではないが、そもそも本製品が設置されるデスクや棚の上と、ユーザーの生活空間とは、温度は必ずしも一致するわけではない。
理想的なのは外付けタイプのセンサーをなるべく身近に置くことで、センサーの置き場所を最適化するには本体ごと移動させなくてはならない本製品の温度センサーは、あくまでオマケ程度と考えた方がよいだろう。
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