プロナビ

クラウドPCデバイス「Windows 365 Link」は小さくていい感じだった(1/2 ページ)

» 2026年03月24日 12時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 日本マイクロソフトは3月24日、東京都内でリアルイベント「Microsoft AI Tour Tokyo 2026」を開催した。このイベントでは、同社とパートナー企業が提供するAI関連の講演やワークショップ、ハードウェア/ソリューションの展示などが行われた。

 このイベントでは、同社のWindows 365専用端末「Windows 365 Link」が展示されていた。個人ユーザーが目にすることが少ない、この端末の秘密に迫る。

Microsoft AI Tour Microsoft AI Tourは、Microsoftグループが開催するものとしては最大規模のイベントで、世界の主要都市で開催されている。東京の次は、ブリュッセル/コペンハーゲン/ソウルの3都市で行われるという

手のひらに載るコンパクトサイズ

 Windows 365 Linkは、Windows 365を導入している企業における“専用端末”だ。Windows 365上にある仮想Windows PCにアクセスするためのデバイスであり、いわゆる「シンクライアント端末」となる。

 日本マイクロソフトの担当者も「日本では『シンクライアントです』と言った方が通りが良いので、お客さまにはそう説明している」という。

Windows 365 Link Windows 365 Linkは、Windows 365の利用に特化した「シンクライアント端末」だ

 ボディーのサイズは約120(幅)×120(奥行き)×30(厚さ)mmで、重量は約418gとなる。手のひらに載る「デスクの邪魔にならない」サイズ感で、やろうと思えば持ち運ぶこともできる。

 専用のACアダプターとモバイルディスプレイ、キーボード、マウス(ポインティングデバイス)を用意すれば「ノマドワーク」も不可能ではない。

 なお、本製品は100×100mmのVESAマウントへの取り付けに対応しており、同サイズのマウントを利用できるディスプレイと金具を組み合わせれば背面に据え付けることも可能だ。

手に持った図 この通り、余裕で片手を使って持てるサイズ感を実現している。ちょっとした周辺機器を一緒に持ち運べば、ノマドワークにも活用できる
底面 底面には100×100mmのVESAマウントに対応するネジ穴が用意されている

目的特化型の“端末”

 シンクライアント端末というと、ノートPCやコンパクトデスクトップPCをベースに作られたものが多い。それに対して、Windows 365 Linkは「Windows 365を使うための端末」として特化した設計となっている。

 CPUは「Intel Processor N250」(Eコア4基/最大3.8GHz)で、メモリは8GB(LPDDR5規格)、ストレージは64GB(UFS)を備えている。OSは、Windows 365の接続に特化した専用の「Windows CPC」をプリインストールしている。

 利用するにはWindows 365の契約と、それと連動した「Microsoft Entra ID(旧Azure Active Directoryアカウント)」が必要となる。管理はWindows PCと同様に「Microsoft Intune」で行える。

 サインイン(ログイン)方法は企業/組織のポリシーに応じて柔軟に設定可能で、Windows Hello(生体認証)やICカード、「Microsoft Authenticator」なども利用できる。

 ストレージについては純粋なOS起動とWindows 365への接続用アプリにのみ使っており、ローカルにデータを置いておくことはできない。データの保存は仮想PC、あるいはUSBストレージ(詳細は後述)に行うことになる。

ログイン画面 OSは、Windows 365端末としての利用に特化したWindows CPCをプリインストールしている。今回のイベントではWindows 365 LinkにICカードリーダーを接続し、非接触ICカードを使ってサインインを行うようにセットアップされていた
サインイン中 非接触ICカードをかざすと……
Windowsにサインイン Windowsにサインインできた。オフィスに据え置いている場合、複数のユーザー(アカウント)で1台の端末を共有しやすい
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月08日 更新
  1. VAIO事業が絶好調のノジマ、第4四半期の出荷台数は過去最高に 「AI PC」需要で次期も成長を見込む (2026年05月07日)
  2. 画面を持たない約12gの超軽量ウェルネストラッカー「Google Fitbit Air」 1万6800円で5月26日に発売 (2026年05月07日)
  3. モジュール型ミニPC「Khadas Mind」をSurface風に変貌させる拡張ディスプレイ「Mind xPlay」レビュー (2026年05月06日)
  4. まるで工芸品な3kg超のアルミ塊! 官能的すぎる“磁気×メカニカル”なキーボード「Lofree Hyzen」を試す (2026年05月07日)
  5. 思い出のビデオテープをPCなしでデジタル化できる「サンワダイレクト 400-MEDI034」が21%オフの2万5920円に (2026年04月30日)
  6. Macの容量不足をThunderbolt 5で解決! 80Gbps対応SSDケース「D1 SSD Pro」で爆速ローカルLLM環境を作る (2026年05月07日)
  7. Gemini搭載で月額1500円のパーソナルAI健康アドバイザー「Google Health コーチ」発表 FitbitやPixel Watchで個々人に最適なインサイトを提供 (2026年05月07日)
  8. Microsoftが描く「定額+従量課金」のAI新時代と、無制限の“エッジAI”へと向かうWindowsのゆくえ (2026年05月08日)
  9. Windows 11搭載PCにゲーム向けUI機能「Xboxモード」を提供開始 (2026年05月07日)
  10. ビジネスPCみたいな14型ボディーにRTX 5060とRyzen AIを詰め込んだ“本気”ゲーミングノートPC「ASUS TUF Gaming A14 (2026)」を試す (2026年05月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年