ここからはお待ちかねの画質チェックコーナーです。最初に、市販化前のファームウェアでも明らかに品質が向上したと感じるポイントから紹介しましょう。
Osmo Pocket 4、Osmo Pocket 3共に低照度モードで撮影しました。空のノイズが明らかに減っています。薄雲の形状も分かるようになっており、ダイナミックレンジが拡大しています。
点光源となっている鉄道車両のヘッドランプや街灯を見ても、白飛びの面積が狭まっていますね。
見比べないと分からない差ではありますが、夜景や室内撮影を多く行う方であれば、ナチュラルでシャープな映像が撮れることにワクワクするでしょう。何せ僕がそうですから。
今までOsmo Pocket 3にあまり不満はなかったのですが、日中の動画モードの映像を見比べてみると、Osmo Pocket 3は黒つぶれを回避するためなのか、当時の映像トレンドが爽やか傾向にあったのか、明るめのAE(自動露出)になっています。また服や帽子の影となる部分も補正をかけているように感じます。
その点、Osmo Pocket 4は濃厚です。広いダイナミックレンジの性能を生かす露出となっています。暗い部分も粘り、黒の中にも模様があることを伝えてくれます。
露出とダイナミックレンジの違いを、写真でも比べてみましょう。PROモード/マニュアル設定で同じ露出にしたにもかかわらず、Osmo Pocket 3の方が明るい。本体側では補正をかけていなかったのに、シャドウを持ち上げたような印象を受けます。
上がOsmo Pocket 4、下がOsmo Pocket 3の写真画像。共にマニュアル露出。ISO50、f/2、1/800 ss。露出補正はかけていなかったが、Exifで見るとOsmo Pocket 3は+0.7ステップの補正となっていたこれは適切な露出と広いダイナミックレンジのおかげでしょう。Osmo Pocket 4は細部のニュアンスもしっかりと記録できるカメラになっています。フルサイズ換算20mmの広角ビデオカメラに求める性能ではないのかもしれませんが、精細感を求める方には重要ですよね。
4K/240fps撮影も大きな強みです。24fpsの動画にすれば、10倍スローモーションとなりますから。何気ないシーンも、記憶に残る思い出として引き立たせる──Osmo Pocket 4には、そんなポテンシャルを感じます。
トラッキング性能も向上しました。2倍ズームや、低照度モード撮影時でも被写体を認識して追いかけてくれます。
階段を上り/下りしているときの縦ブレ低減には差がない様子です。これは3軸ジンバルの機構によるもので、これ以上のブレをなくすには「DJI Ronin」シリーズで使うような1軸のブレ補正機構が必要になりますね。
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